【芸能あの日の一枚】木下優樹菜が見せた優しい顔 9歳の大橋のぞみ気遣って
タピオカ店恫喝騒動で活動自粛中の木下優樹菜だが、紅白出場経験があることは新しいファンやタピオカ騒動で初めて木下を知ったという人たちにはあまり知られていない。木下が出場したのは2008年の大晦日に行われた「第59回NHK紅白歌合戦」。仲間由紀恵と中居正広がそれぞれ紅組・白組司会を務め、Mr.Childrenの初出場(101スタジオから『GIFT』披露)などが注目を集めた。この紅白では、木下の優しい一面も垣間見えた。
史上最年少(当時)大橋のぞみに優しく接した
木下は、バラエティー番組「クイズ!ヘキサゴンII」(フジテレビ系)から生まれたユニット「Pabo」の一員であり、やはり同番組で結成されヒットを飛ばしていた「羞恥心」とともに、「羞恥心 with Pabo」として白組で紅白出場を果たしたのだった。事前に開いた取材会で木下はまさかの紅白出場について「ヤンキー出身の優樹菜的には、ちょろいなって」と上から目線の勘違いコメントを放ち報道陣を爆笑させた。発言はネット上で物議をかもしたが、おそらくはおバカを前面に押し出したキャラをまっとうしたのだろう。 タピオカ店騒動では身内擁護が行き過ぎたかガラの悪い面を見せてしまった木下だが、紅白のリハーサルでは優しい一面を垣間見ることができた。この年は藤岡藤巻と大橋のぞみ(2012年に引退)が映画「崖の上のポニョ」の主題歌で出場を果たしたが、その歌唱に先立ち久石譲指揮による宮崎アニメ「ジブリ名曲メドレー」が披露され、この企画コーナーに「羞恥心 with Pabo」も参加したのだ。自身も紅白初出場で緊張した様子だった木下だが、まだカメラも回っていないリハーサル中も終始、大橋を気遣っていた姿が印象的だった。大橋は9歳と、当時としては史上最年少の出場。舞台からはけるときも最後の最後まで木下は大橋の髪の毛に指をやったり、可愛がっていた。 そんな木下だが、活動自粛してもう半年以上になる。途中、離婚もあった。3日放送の「サンデー・ジャポン」(TBS系)では親友といわれる鈴木紗理奈がMCの太田光(爆笑問題)のとぼけた質問に返す形で、「(優樹菜は)ステイホームしてるわ、大丈夫や!」とチラリ近況を明かしていたが、このコロナ禍にあって何を思っているだろうか。 ■Pabo 2007年「クイズ!ヘキサゴンII」で、おバカさんキャラでおなじみだった里田まい、木下優樹菜、スザンヌの3名により生まれたユニット。デビュー曲「恋のヘキサゴン」が同番組エンディング曲に起用されると好評を博しCD化、ブレークした。 (写真・文:志和浩司)