60代から始める人が多数の「終活」子どもが特に親に行ってほしい準備とは?
人生の終わりに備える活動“終活”。何歳くらいから始めるのがベストなのでしょうか。そこで今回は、「『終活を始める年代』に関するアンケート」を見ていきましょう。 【画像でわかる】意外と知らない「Netflix」や「Spotify」は契約者の死後、どう解約するのか?
終活を始めるのにふさわしい年代は「60代以降」が最多の割合に
株式会社NEXERは「SAIKAI&CO」と共同で、全国の男女1000人を対象に「『終活を始める年代』に関するアンケート」を実施。 まずはじめに「終活を始めるのにふさわしい年代は何歳頃だと思いますか?」を質問すると、「60代頃」が31.2%、「70代頃」が36.9%で、60代以降に終活を始めるのがふさわしいと感じる人が大半を占める結果になりました。 ちなみに、少数派ですが「40代」(3.0%)や「50代」(11.3%)との回答も見られ、60歳を迎える前から終活を考える人もいるようです。次に「あなたは実際に終活を行っていますか?」とたずねると、16.4%が「行っている」と回答しました。
具体的に行っていることは「不用品処分」が約8割
実際に終活を行っている人を対象に、具体的に何を行っているかたずねたところ、「不用品処分」が78.7%で最も多い回答に。他にも、「資産管理」(40.2%)や「電子機器のパスワード管理」(33.5%)が高い割合を占めています。 また「終活で困っていること」を質問すると、回答者からは「亡くなった後に誰にエンディングノートを託すべきか決めていないことと、現在の保険の受取人が先に亡くなった場合の新しい受取人を決めていないこと」「保険や資産など確定してないので、何かが変わるたびにノートを書き換えるのが大変です」「いつ訪れるか分からないので計画が立てにくい」「具体的な遺産など名義変更などどのようにすればよいか困っています」などのコメントが。 いつ最後のときが訪れるかわからない人や、具体的に何をすればいいのかわからない人が多いようです。
親に行ってほしい終活は「不用品処分」「資産管理」
続いて「自分(配偶者)の親に行ってほしい(行ってほしかった)終活はありますか?」とたずねると、32.7%が「ある」と回答。具体的には何を行ってほしかったのでしょうか。