60代から始める人が多数の「終活」子どもが特に親に行ってほしい準備とは?
そこで「自分(配偶者)の親に、それを終活として特に行ってほしい(行ってほしかった)理由を教えてください」と質問したところ、「不用品処分」(28.1%)と「資産管理」(27.2%)が他の回答と比べて高い割合にのぼりました。 「不用品処分」を行ってほしい理由として、「自分で捨てるには思い出があって捨てにくいから」「物がとても多いので、いらないものは早めに処分してほしいから」「父親が亡くなったときに父親は終活をしておらず、ものがたくさんあったので、処分に苦労したから」といった声が寄せられています。 また、「資産管理」を行ってほしい理由を見てみると、「親の資産状況を全く知らないので、自分で整理しておいてほしいから」「どこに手続きしたらいいか困るから」「財産分与とかキチンとしとかないとトラブルになるから」というコメントが上がっていました。
子どもの負担や引き継ぐ人がいないことを理由に、3割近くが「仏壇じまい」を検討
最後にお仏壇を持っている人を対象に「お仏壇をどうする予定ですか?」とたずねると、60.2%が「家族に引き継ぐ」と回答しました。 一方、3割近く(28.9%)の人が「仏壇じまい(処分する)」と回答しています。その理由として、「次の代で引き継ぐ人がいないから」「子どもがいないし親戚とも疎遠だから」「自分の子どもに引き継いでいくのは負担が大きいから」という声が寄せられていました。子どもの負担が大きいことや引き継ぐ人がいないことを理由に、仏壇じまいする人は多いようです。 亡くなった後の手続きなどは難しいものが多いうえ、具体的にどのように進めればいいのかわからない人が多い印象を受けました。遺された家族などへの負担をできる限り軽減するために、早めの終活が必要なのかもしれません。 出典元:【SAIKAI&CO】 https://saikai-company.com/
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