勉強をわざと途中でやめる…「東大卒記憶王」が教える20分のスゴイ勉強法
もちろんどの試験や科目も暗記のみで対処できるわけではないですし、出題頻度によってはすべての内容に対して「習熟度100%」を目指す必要はないのかもしれません。自分の実力との兼ね合いもあるので難しいですが、自分の目指すゴールに対してできる限り解像度を高めて学習や暗記を始めることが重要です。 先ほど、覚える総量から「1日あたりの記憶する分量」を決めるという話をしましたが、ここでは「一日の中でどのように記憶していくか」という話をします。試験範囲内の内容を教科書や参考書をしっかりと理解をしたいとき、重要だと思われる用語にチェックをつけると思います。鉛筆で丸をつけたり、マーカーを引いたりするのもいいでしょう。その際は、文章ではなく、できる限り「用語」単位で抜き出してください。その「用語」を記憶していくのです。
用語の記憶は、できるだけ短い時間で区切ってインターバルトレーニングのようにして記憶することが重要です。記憶時間は5分で5つ、覚えたものを思い出す解答時間も同じ5分程度がよいでしょう。慣れたら5分で10個などと、覚える数を増やしましょう。タイマーを使って時間を徹底的に管理します。とにかくスピーディーにやることが重要です。絶対にダラダラやってはいけません。 解答時間の5分で、今覚えた用語を書き出します。このときに重要なのが、その用語の意味や説明を文章として書き出すことです。歴史の用語なら前後の流れ、英単語なら例文や類義語などです。教科書をしっかりと理解をしていれば、スラスラと出てくるはずです。
解答時間も5分しかないので、できるだけスピーディーにやるようにしましょう。試験中にゆっくりと時間をかけて思い出す余裕はないので、あえて時間を厳しめに設定しています。 5分経ったら、解答に時間がかかったところを復習していきます。解答できなかった箇所があれば、この復習時間に確認をするのでも構いません。復習はおおよそ10分もあれば終わると思います。この20分を「1セット」として、何回も繰り返していきます。