ヒカルは年商200億円! ビジネスで成功したYouTuberが上場企業以上に稼いでいるワケ
チャンネル登録者数が50万人、100万人を超えていても稼げなくなったYouTuberもいたりする。そんな中、莫大な収益を発表したのがトップYouTuberのヒカルだ。 【写真】辻希美の長女・希空がYouTubeデビュー! 辻家のネット戦略は「巧みさが光る」と識者 ヒカルは昨年12月20日、公式YouTubeチャンネルで「年商いくら?ヒカル関連事業の総決算をすべて公開します【りんご決算】」という動画を配信。YouTubeをはじめ、自身が関わる“ヒカル経済圏”の年商を公開し、驚くべき数字を叩き出したことが話題になっている。 それによると、広告収益や案件などのYouTube関連事業で8.5億円を稼ぎ出しているが、それは全体のほんの一部だという。 ヒカルは複数の事業を手掛けていて、中でも昨年約3億円稼いでいるアパレルが有名だが、ほかにもコスメが約6.5億円、馬刺しが約1.5億円、プロモーション約50億円、サプリが約23億円と、YouTube以外の稼ぎが圧倒的だ。 ■トップ層でも格差拡大 「昨年の年商はおよそ200億円。ほかにも、ホテルなど事業を多角化していて、ちょっとした上場企業よりも稼いでいます。今期は1000億円を目指すと宣言するほど。プラスアルファのボーナスを100万円出すなど、稼ぎの一部を社員に還元したことが話題になっています」(スポーツ紙記者) かつて虚業と言われたインフルエンサーのビジネスが本格化している。ITジャーナリストの井上トシユキ氏はこう話す。 「ここ数年、収益激減などでチャンネルを終了させる人気YouTuberが何組も見られました。芸能人や専門家などの参入や企画のマンネリ化、レギュレーションの厳格化などさまざまな要因が言われていますが、スタッフを雇いながら多くの収益を稼いでいるのはトップ10以内に入るようなごく一部。ヒカルのように広告収益に依存せず、YouTubeの知名度をうまく生かして、ほかの事業を拡大させられているのはほんのわずかです」 人気と知名度、共感などがインフルエンサーからモノやサービスを買う原動力になっている。宣伝広告費がかからないことから、商品サービスの質は意外と高いという。 「YouTubeはジャンルも多岐にわたり、最近伸びているのが専門分野の動画を配信している人です。当然、企画の内容や撮影、編集のクオリティーも大切ですが、やはりしゃべりが面白くてキャラクターが立っているなどの要素がファンを拡大させる上で重要です」(井上トシユキ氏) ビジネスにおけるYouTubeの重要性はますます高まっている。