「ベッドシーンの練習をしないと」芸能プロの顧問(57)が19歳のタレントの卵を“食い物”にした卑劣すぎる手法とは「もう一生、出てきてほしくない」
芸能プロダクションの顧問だった星政則被告(57)が、所属タレントの女性Aさん(28)に対する準強姦、準強制性交の罪に問われている東京地裁の裁判で、11月15日に証人尋問が行われた。被害にあったAさん自身が当時の被害状況を証言した。 【写真】芸能界の不透明な権力を背景に不本意な性関係を強いられる女性たち ◆◆◆ Aさんの口から語られたのは、芸能界で一定の立場にある男性が、立場の弱いタレントを狙うあまりにも“卑劣な手法”だった。 この日、証人として法廷に現れたAさんは、パーテーションで目隠しされた状況で証言した。黒のスーツとワイシャツを着て、黒の靴下を履いていた星被告は被告席に座り、Aさんの証言中はやや前方に視線をやり、表情を崩さずに聞いていた。何を考えていたのか、表情からは読み取れなかった。 Aさんは小学6年生のときに芸能事務所に所属し、中学3年からは主にモデルとして仕事をしていた。しかし高校3年のときに摂食障害を患い、一時入院していた時期もある。 高校を卒業後に上京し、大学に入学。しかし摂食障害が悪化して再び入院することになり、大学を中退することに。その後、芝居の仕事がしたいとオーディションを受けるようになり、19歳の頃に星被告が顧問を務める事務所に「預かり」という形で所属することになった。仕事をする中で、先輩の俳優から「みんなから信頼されている」と星被告を紹介されたという。
「売り出すことも、消すこともできる」「ヤクザとつながりがある」
「星被告と初めて会った時は、先輩の俳優さんと一緒にカフェで会いました。そのときに『ドラマや映画の仕事がしたい』などの話をして、LINEや電話番号を交換しました」 それからしばらくして、Aさんは星被告から2人で食事をしようともつ鍋屋に呼び出された。先輩俳優から「星さんとのワークショップがある」との話を聞き、その説明という理由だった。 「このとき、星被告からは『昔から(芸能界の中で)力がある』、『売り出すことも、消すこともできる』、『ヤクザとつながりがある』、『そういえば、●●●がいなくなったな』などの話があり、ヤクザの事務所の名前も出していました。私は、『気に入らないと消される。怖いな』と思いました。『彼氏がいるのか?』とも聞かれました。私はレズビアンで、一度も彼氏がいたことがないことも伝えました」
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