「ベッドシーンの練習をしないと」芸能プロの顧問(57)が19歳のタレントの卵を“食い物”にした卑劣すぎる手法とは「もう一生、出てきてほしくない」
「テレビも見ません。芸能界自体、見たくないです」
精神的に不調になったAさんは日本を脱出し、誰も自分のことを知らない海外に7カ月ほど滞在した。そこで知り合った人に勧められ、性暴力被害の相談窓口に電話をした。 「窓口の人は男性の相談員でしたが、話をきちんと聞いてくれました。法テラスも紹介されました。帰国後、同じ被害を受けている人はいないか、所属していた女優に連絡をしたところ、他にも被害を受けている人がいることがわかりました」 それから2年がたちAさんは28歳になったが、今でも性被害の後遺症が消えないという。 「コーヒーを飲むとき、もつ鍋を見たとき、車高が低い車に乗るときなどに星被告のことを思い出して呼吸が荒くなることがあります。自分と自分以外の間に膜があるような感じです。それに、日本のドラマや映画は見れなくなりました。出演している女優さんも私と同じような目にあっているのではないかと思ってしまうからです。だからテレビも見ません。芸能界自体、見たくないです」 星被告にどんな気持ちでいるのか。Aさんは絞りだすようにこう話した。 「私が傷ついたのはその時だけではありません。一生ずっと、ずっと忘れられないんだなと思っています。(星被告が)反省するとかしないとかではないです。もう一生、(刑務所から)出てきてほしくない。こっちの世界に出てきてほしくない」 星被告は容疑の一部を否認している。芸能の世界には不透明な権力関係がついて回るとはいえ、それを悪用する人間は罰を受ける必要があるのは確かだろう。
渋井 哲也
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