「ベッドシーンの練習をしないと」芸能プロの顧問(57)が19歳のタレントの卵を“食い物”にした卑劣すぎる手法とは「もう一生、出てきてほしくない」
しかし、19歳当時の被害については星被告のスマホに写真も残っておらず、復元もできなかった。その後、星被告と2人では会わなくなり数年が経ったが、Aさんが22歳になった2019年2月6日に、再びホテルへ誘われた。 「星被告と2人で会うことになりました。会う時はいつも突然で、ホテルに行くときは従わざるを得ませんでした。星被告は『これまでずっと我慢してきた。いよいよだね』と言っていました。今思うと、毎回、同じようなことを言われていましたし、自分でもこれで最後だと思っていました」 ホテルに入ると星被告は、まずAさんと2人で写真を撮ったという。 「星被告は『ベッドシーンがあるかもしれない。どういう作品に出るかわからない。プロデューサーやキャスティングする人に見せる』と言って、この日も性行為をしました。したくなかったですが、逃げたら消されるかもしれないし断ることは考えられません。『自分を超えないといけない』と思わされていました。この時点でも、芸能界を辞める選択はありませんでした。母も応援してくれていますし、ヤクザの話もありました。怖かったんです」
「マネージャーがお金に困っている」とお金まで奪われ…
そして23歳の頃に、Aさんは事務所を辞めることを決断する。そして星被告が新たに設立した事務所に所属する。しかも星被告のワークショップには通い続けていた。 「事務所を辞めた後に星被告からアイドルの仕事を勧められたのですが、自分がやりたい方向性とは違っていました。映画の話もあったのですが結局出演できず、その後の仕事も与えられることはなかったです。それでも、星被告とのワークショップは続いていました。しかも、『もっと売り出す必要がある』と言われ月謝が値上げになりました」 その後、Aさんは、星被告と性的関係はないものの、お金を騙し取られた。 「星被告から『マネージャーがお金に困っている。助けてあげないと』と言われ、20万円を貸しました。新しい会社の設立に必要と言われて50万円、他にも事務所代や経費なども貸しました。さすがに詐欺ではないかと思い母と一緒に弁護士事務所に相談に行きました。母が席を外しているときに性被害の相談をしたら弁護士さんに警察に連絡したほうがいいと言われて、警察署に電話をしました。でも男性の警察官が『仕事をもらえたのか?』、『逃げられたのではないか?』とまともに取り合ってもらえず、誰にも理解されないと絶望しました」
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