2025年の開業&閉店まとめ 高輪に新しい街が出現、新宿で40年の歴史に幕
「シャネル」の3フロア構成の大型ブティックのほか、カフェ併設の「メゾンキツネ」や「ナイキ」「スノーピーク」、そして東京・青山の「スパイラルガーデン」がカフェ併設で九州に初進出する。1階には24年2月末に閉店したコンチネンタルカフェロイヤルの後継店として、「THE CONTINENTAL ROYAL&Goh」が入る。天神地下街と直結する地下1階の飲食ゾーン「天神のれん街」(7店舗・425席)、フードコート「IITO TENJIN」(6店舗・380席)も話題だ。
「三井アウトレットパーク岡崎」が開業(秋)
4月のららぽーと安城に続き、愛知県に同じ三井不動産による「三井アウトレットパーク岡崎」が開業する。店舗面積約5万平方メートルに、海外ブランドからスポーツ・アウトドア、キッズまで、バラエティー豊かな約170店舗が入る。東名、新東名および国道1号線などから近く、広域からのアクセスに優れ、名古屋鉄道本線・本宿駅からも徒歩圏内のため、多くの集客が見込める。三井不動産にとっては、三井アウトレットパーク ジャズドリーム長島(三重県桑名市)に続く、東海エリア2施設目のアウトレットモールになる。
番外編:西武池袋本店リニューアル・グランドオープン(夏)
夏に予定されている西武池袋本店のリニューアル・グランドオープンは、改装ではあるものの売り場は全面的に刷新される。大手百貨店の戦略転換として注目度が高い。百貨店区画の面積は従来の約半分の4.8万平方メートルに縮小し、ラグジュアリーブランド、化粧品、食品の3カテゴリー中心の店舗に生まれ変わる。親会社の米投資会社フォートレス・インベストメントグループの主導のもと、残りの約半分の区画はヨドバシカメラに変わる。
品ぞろえも空間演出も高級感を追求し、個々のブランドの世界観を表現できる旗艦店に力を入れる。改装前は消化仕入れとテナント契約の割合が7対3だったが、改装後は3対7へと逆転する。