2025年の開業&閉店まとめ 高輪に新しい街が出現、新宿で40年の歴史に幕
その商業部分を担うのが、ルミネが運営する「ニュウマン高輪」だ。店舗面積は6万平方メートルで、ニュウマン新宿やニュウマン横浜を上回り、ニュウマンとしては最大になる。3月の一部先行開業、秋、来年春の3段階に分けてオープンし、ファッションや飲食を中心にあわせて約200店舗が出店する見通し。現時点でテナントの顔ぶれは明らかになっていない。車両基地跡にできる新しい街だけに商業地としてのポテンシャルは未知数だが、ファッション企業だけでも新宿や横浜に負けない顔ぶれになると言われている。高輪ゲートウェイシティが全面開業すれば1日に約10万人が訪れる場所になる。
「井上百貨店」が閉店(3月31日)
松本駅前で営業する地場の百貨店、井上百貨店が閉店する。呉服店として1885年に創業し、百貨店に業態転換してからは県内の商業施設では初のエスカレーターを設置するなど、松本市民にとっては何世代にもわたり親しまれてきた百貨店だった。いったん閉店し、新しいショッピングセンターとしての再出発を目指す。
「三井ショッピングパーク ららぽーと安城」が開業(4月)
名古屋市から南東に30kmの安城市(愛知県)に三井不動産のららぽーとが開業する。愛知県内のららぽーとは、名古屋みなとアクルス(2018年開業)、愛知東郷(20年開業)に続く3つ施設目だ。
店舗面積6万平方メートルに約210店舗が入る。大規模な店舗としてはスーパー「西友」、愛知県生まれの総合アミューズメント会社「コロナワールド」が出店する。3階には18店舗で構成するフードコート、飲食店13店舗を集積したレストランフロアができる。
「ワンビル」が開業(4月24日)
福岡市の大規模再開発プロジェクト「天神ビッグバン」の一環として、天神の福岡ビル、天神コア、天神ビブレの跡地に「ワン・フクオカ・ビルディング」が開業する。西日本鉄道が開発・運営し、通称を「ワンビル」と名づけた。地上19階・地下4階の建物のうち、地下2階から地上5階までが商業施設になる。店舗面積は1.6万平方メートルで、約120店が入る。