弟・滉に続いて当地初参戦で優出を狙う前田翔/ボートレース福岡
ボートレース福岡の「ルーキーシリーズ第18戦・スカパー!JLC杯」は8日、予選最終日を迎えた。 前田翔は前半戦で4着となり、後半は3着条件の勝負駆けが課せられる展開に。豊田健士郎や篠原晟弥といった強敵が揃うカードの中、インからコンマ10のスタートを決め、見事に逃げ切り成功。得点率6.57で予選突破を確実にした。 「伸びる選手がいたのでスタートを踏み込みましたが、正直スタート勘はまだつかめていません。足は普通ですが、悪くはない。レース映像を見ると予想以上に進んでいたし、現状維持でレースできる足はあります」と振り返り、表情を引き締めた。 デビューから6年目にして福岡は初参戦となる前田。序盤こそ着取りに苦しんだものの、日を重ねるごとに調整を重ね、仕上がりを見せている。「博多は難しいですね。乗りやすい水面とは異なりレース展開が読みづらいので、正直今は苦手です」と苦笑いを浮かべる一方で、双子の弟・滉が当地初参戦の2019年12月にデビュー初優出を果たしていることもあり、兄として負けられない意気込みが見える。 準優は12Rの4号艇で出走予定。弟に続き、福岡初参戦での優出を目指し、切れ味鋭いハンドルさばきを見せたいところだ。
マクール