「おかげ参りツーリングラリー」を2泊3日で体験!伊勢湾フェリーで鳥羽へ、ワインディングを堪能して伊勢神宮へ
パールロードを走り、バイカー大歓迎の宿へ
そして、鳥羽港に着岸すると、有名なワインディングのパールロードは目と鼻の先。そろそろお昼ご飯という時間で港付近に何軒か食堂はありましたが、筆者はパールロード沿いにある鳥羽亭という地元の方が多い台湾料理のお店をチョイス。 混雑していたもののボリュームがあって価格も良心的でした。パールロードは交通量が少ない上に、信号もほとんどないルートで、おだやかなワインディングを堪能しました。また、某ドラマで有名になったという「志摩パールブリッジ」も、通過する際はワクワクしたものです。 パールロードの先には有名な「スペイン村」もあるのですが、そこまで行かずに最初の目的地「神明神社」へ。周囲はじつに細い道で、しかも対面走行なので注意したほうがよさそうですが、いくらか高台へ登っていくと樹齢300年とされるご神木のすぐ脇まで乗り入れできることに驚きました。 厳かなご本殿にお参りしつつ、すぐ隣にある海女さんに信仰されたという「石神さん」にも拝礼すると「一粒で二度おいしい」気分に。バイクも止めやすく、休憩できる場所もあるので、おかげ参りのツーリングスポットに選ばれているのもよくわかりました。 この日の宿は、鳥羽市相差の海岸沿いにある「情景の宿あづま」。神明神社からは30分もかからない距離でしたが、これまた海岸脇の細い道もあったので、しっかりナビを確認するのがいいでしょう。二階建てのリッチな宿で、目の前には大きな駐車場もあったのですが、宿のご主人に屋根付きのバイク専用駐車場を案内され、こちらを使わせてもらいました。ご主人もハーレーダビッドソンに乗るバイカーで、宿泊プランにも「バイカープラン」が用意されているそう。実際、全国各地からバイカーグループが訪れるようです。 宿名にある「情景」とはよくいったもので、宿から海岸までは歩いて数秒! 伊勢湾に沈む夕陽を独り占めできるだけでなく、夜になると対岸のスペイン村が打ち上げる花火まで楽しむことができました。もちろん、夕食は目の前で獲れた海の幸がこれでもかと供され、海のそばにある宿の醍醐味を存分に味わえました。この点だけでもツーリングに来た甲斐があるというものです。