「人生が物足りない」からはじまった挑戦 「母・会社員・副業」を両立することで得られたものとは
今回お話を伺ったのは、2人のお子さんの母で会社員として働きながらも、副業でライター・広報をされているあいさんです。 【実際の写真5枚】自然豊かな土地へ移住した様子(写真提供:あいさん) 子育てや本業で忙しい中、あいさん自身も最初は副業をすることに「とんでもない!」と思ったといいます。しかし、なぜ本業+副業の“複業”をする考えにいたり、挑戦することになったのでしょうか。 そして、日々の生活の中でどのように旦那さんと協力し合っているのか、リアルな生活の様子も伺いました。
きっかけは「なんか悔しい。自分で生きていけるスキルがほしい」
母として子育てに奮闘しながら、本業の仕事もこなしていた一方、あるとき「自分の力で仕事をしている」という感覚を得られないことに「これでは人生が物足りない」と感じはじめました。 きっかけは、勤めている会社の社長が、あいさんと同い年だったことです。 「同じように大学を卒業し同じ年月を過ごして、社長は自分の会社を起こすぐらいのキャリアがあるのに、自分にはなにもない」と悔しさを感じたのです。そこで、何かあったときに自分で生きていけるスキルを身につけたいと、副業への挑戦を考えはじめました。 しかし、子育て・会社員・副業という三足のわらじを履くことに、最初は大きな不安がありました。不安の一番の要因は時間を作れるのかどうか。 まずは忙しい中で、自分で仕事を積極的に取りにいけるかということ。また、あいさんの下のお子さんの体があまり強くないことから、子どもの体調で急な予定変更が必要になることも心配でした。それに加えて、あいさん自身がやりたいと思ったことに対し全力で取り組みたいと感じるタイプだったため、その調整がうまくできるかも気がかりでした。 そこで、自分で「メリハリをつけて取り組む。欲張らない。がんばりすぎないことをがんばる」というルールを設けることにしました。現在も基本的に自分から営業はせず、繋がりやタイミングでお仕事を受注しています。 複業に挑戦するにあたり旦那さんに相談したところ、反対はなく「いいじゃん」と背中を押してくれたそうです。それは、あいさんが以前からライター・広報業に興味があったことを知っていたこと、また旦那さんもフリーランスとして好きなことを仕事にして働いているからでした。