小学生算数の苦手トップ3「速さ」「割合・比」「分数・小数」がみるみる解けるようになるには?つまずきやすいポイントを花まるグループ スクールFC松島先生と総チェック!
低学年で見直すチャンスを逃さないで
「学校に任せていればいずれできるようになるだろう」と放置してしまったり、「学校のテストで合格点を取っているから大丈夫だろう」と安心してしまったりすることはありませんか? その時はできていても、本当にわかっているのかを確認しておいたほうがよいでしょう。 特に、2年生や3年生くらいの時期を逃さないでください。できていて当たり前と過信せずにノートやテストをチェックし、後々困らないように備えておくことが必要です。そのひと手間をかけるかどうかで、子どもの学力に大きな差が出ることもあります。 *記事内の図や式は『算数嫌いな子が好きになる本 増補改訂版』(高濱正伸監修/松島伸浩著、カンゼン刊)を参考に掲載しているものです。 【教えてくれたのは…】 松島伸浩|花まるグループ スクールFC代表 1963年生まれ。現在、スクールFC代表兼花まるグループ常務取締役。教員一家に育つも、私教育の世界に飛び込み、大手進学塾で経営幹部として活躍。36歳で自塾を立ち上げ、個人、組織の両面から、「社会に出てから必要とされる『生きる力』を、受験学習を通して鍛える方法はないか」を模索する。その後、花まる学習会創立時からの旧知であった高濱正伸と再会し、花まるグループに入社。のべ10,000件以上の受験相談や教育相談の実績は、保護者からの絶大な支持を得ている。『中学受験 親のかかわり方大全』『中学受験 物語ですらすら頭に入る よく出る漢字720』(実務教育出版)、『算数嫌いな子が好きになる本 小学校6年分のつまずきと教え方がわかる』(カンゼン)など著書多数。
取材・文/黒澤真紀