年の瀬控え、恒例の「すす払い」 鹿児島県奄美市の高千穂神社
年の瀬を控え、鹿児島県奄美市名瀬の高千穂神社(當郷裕之宮司)は20日、恒例の「すす払い」を行った。神事の後、宮司や氏子らが神垂(しで)を付けた竹ざさで社殿の天井や柱、鳥居などを払い、1年間のすすを落とした。 名瀬の福井浩明さん(72)は「初めて参加したが気分がいい。来年は災害や争いがない一年になれば」と願った。當郷宮司も「これを機に正月準備が本格化する。新年へ向け気合いを入れたい」と話した。しめ縄の交換も行い、龍郷町秋名産の稲わらを用いたものを取り付けた。 同神社は31日午後3時に大祓(おおはらえ)式、同日午後11時に除夜祭を開く。1月1日の歳旦祭は午前10時、3日の元始祭も同時刻から。初詣には臨時のみこ13人を配置し、三が日の参拝客は1万人以上を見込む。