【阪神】現役ドラフトの畠世周、入団会見「急きょ買いに」黄色ネクタイで登場 打倒巨人へ気合
現役ドラフトで巨人から阪神に移籍した畠世周投手が19日、兵庫・西宮市内の球団施設で入団会見を行った。 【プロフィル】畠世周の過去成績、年俸 黄色のネクタイで登場し、「合わせてきました。急きょ買いに行きました」と笑顔。現役ドラフトで指名され、「まさか有名な阪神タイガースに指名していただけるとは思っていなかったんで、電話いただいたときにびっくりしました」と振り返った。決まった直後には近大の後輩・佐藤輝に電話で連絡し、「まじっすかみたいな軽い感じで。軽い感じの方が楽なので」と明かして報道陣を笑わせた。 昨季覇者の古巣は強力なライバルとなるが、「読売ジャイアンツを倒さなければ優勝はない。全力でぶつかりたい」と気合を入れ、対戦したい打者には同期入団の吉川を挙げた。チームの現役ドラフトの選手は大竹、漆原が戦力として活躍しており、「2人も活躍しているので、自分も流れに乗ってやってやるぞ、という気持ち」と意気込んだ。 16年ドラフト2位で巨人に入団した右腕は、1年目の6勝が自己最多。昨年3月に右肘手術を受けたこともあり、今季は1軍で1登板だが、2軍では主にリリーフで2勝1敗2セーブ、防御率1・41の好成績を残していた。藤川監督は手薄な右の救援として期待を寄せ、すでに来春の1軍キャンプメンバー入りを明言。「(現役ドラフトで)一番欲しかった選手」と高い評価を口にしていた。 巨人の選手が阪神に直接移籍するのは2リーグ制後6人目。投手では1979年に江川卓との電撃トレードで入団した小林繁、83年にトレードされた太田幸司以来だった。
報知新聞社