阪神からFA宣言した大山悠輔、阪神選手会納会でも去就を明言せず
阪神の選手会ゴルフと納会が28日、兵庫県内で行われ、国内フリーエージェント(FA)権を行使し、巨人との攻防戦になっている大山悠輔内野手(29)も参加。納会でのあいさつはなく、去就について明言はしなかったとみられる。 【写真】満面の笑み 誕生日祝いのサプライズを受ける阪神・大山 柔らかな日差しが降り注ぐ。ときおり吹く風も心地いい。阪神からFA宣言した大山はナインとゴルフを満喫した。汗を流した後はホテルの宴会場へ-。周囲から次々飛んでくる〝アノ〟質問にはっきりと答えることはしなかった。 「何も決まっていない」 関係者によると、阪神と巨人の攻防戦について、こう答えたという。選手やチームスタッフだけで楽しめる唯一の時間。タガが外れる選手も多く生まれる環境でも、大山はプレースタイル同様、口を緩めなかった。 巨人は6年総額24億円を超える規模の条件を用意しているとみられる。阿部監督からは「うちにきて世紀の大FAの先駆者になってほしい」とラブコールを送られており、坂本からも「巨人は勝たないといけないチーム。大山くんはいい子なので来て欲しい」と言われた。阪神は今季年俸2億8000万円から大幅増の4年総額16億円規模を提示して残留交渉を行ってきたが、条件面では巨人の方が大きく上回っており阪神の球団幹部は「待つだけです」と祈っている。 大山は25日に大阪市内のホテルで行われた球団納会を当日になってキャンセル。今回の選手会には顔を出した。大山が〝けじめ〟として出席した球団行事はこれで終了。本格的にフリーの立場となる。熟考の期間から、抜け出すかもしれない。