【ちょうどいいサイズ】タイのシティでタイプRは出せないのか?
日本ではコンパクトハッチバックとして、1980年代から1990年代に活躍していた、ホンダ「シティ」。残念ながら日本では「シティ」の名がつくモデルは姿を消していますが、タイでは、小型セダンとなったシティがいまも活躍しています。 「安くて楽しいからFF最速へ」初代シビックタイプRは199万円だったが、いまや
■日本でも「フィットアリア」や「グレイス」として販売されていた
日本国内では、1981年に初代が、1986年に2代目が登場し、1995年まで販売されていた、ホンダ「シティ」。その後「シティ」の名は、東南アジアの新興国を中心としたマーケットで、現地で人気の小型セダンに残され、いまも販売が継続されており、2023年にはマイナーチェンジをうけ、さらなる活躍が期待されています。
名前が残されているだけで、かつてのコンセプトを継承しているわけではない現在のシティですが、日本市場でも、4代目シティが「フィットアリア」として、6代目シティは「グレイス」として、販売されていました。
■スポーティで若々しいデザインが特徴的!!
シティのボディサイズは、全長4589mm、全幅1748mm、全高1480mmでホイールベースは2589mm(タイ仕様・RS)と、トヨタのカローラよりも、全長は100mmほど長いセダンとなります。
エンジンのバリエーションは、1.0L 直列3気筒 VTECターボ(タイ仕様のみ)と、1.5L DOHC i-VTECガソリンエンジン(タイ仕様以外)、1.5Lガソリンエンジン+モーターのe:HEVが用意され、トランスミッションは全車CVTという設定。
エクステリアデザインは、上級車のシビック(FK型)やアコード(CV3型)にも似たフロントマスクが特徴的で、スポーティで若々しいデザインは、現地のホンダユーザーには好評のようす。なかでもスポーツグレードの「RS」には、より迫力のある立体的なバンパー、ハニカムデザインのフロントグリルが与えられており、専用のサイドスカートやリアディフューザー、エンブレムで精悍なイメージを加えています。
また、アダプティブクルーズコントロールに低速追従機能が追加されたり、先行車発進通知機能が新たに設定されたりと、コンパクトセダンとはいえ、安全装備も充実しています。