CEOに聞く 本当に身に着く語学学習法とはーー株式会社Lang-8
Language Exchngeによる語学学習の世界観をWebで表現したSNS「Lang-8。このサービスは、例えば、英語を学びたい日本人が英語の文章を書くと、英語を母国語とする人が添削してくれる。そのかわり、日本語で文章を書く外国人の添削を日本人が行うというユニークなもの。そのサービスを提供し、語学力向上に寄与している代表取締役の喜洋洋さんは「日本人の英語習得が苦手なのは圧倒的にアウトプットが足らない」と言います。そのアウトプットの場としてのLang-8や、それ以外のさまざまなWebサービスを駆使することで、日本人の英語力は向上するのでしょうか。 ■語学はアウトプットが一番大事 ――日本人の語学力、特に英語力の弱さはグローバル化の課題とされています 僕自身の考えですが、日本の英語学習の場合、圧倒的にアウトプットが足らないと思います。例えば中国の大学生は、日本の大学生が読める英文を読めないこともあります。読む力は日本人のほうが上でしょう。それでも話すことや書くこと、つまりアウトプットは中国とかの学生の方が上、という印象を受けました。 ――Lang-8など、Webサービスを利用することは有効? Lang-8は文章を外国語で書くサービスなので、ライティングというアウトプットがしっかりできるサービスです。僕自身、留学時代の交換日記で当時、中国語で、2行くらいしか書けなかったのに、1年くらいで2ページ、3ページの中国語が書けるようになっていたりします。Lang-8のユーザー体験をみていても、同じような成長をみることができます。添削する人は先生ではないので、“教えるプロ”ではありません。でも、それで躊躇するより、アウトプットすることが大事です。少なくとも英語圏の人の添削は、ベストアンサーではないかもしれませんが、役に立つ表現を教えてくれます。 ■格安で利用できる語学学習サービス ――他にもアウトプットするサービスはありますか レアジョブやラングリッジといった、フィリピンとスカイプでつなぐ英会話などは会話のアウトプットができるサービスです。毎日利用しても5000円程度で格安で会話力を向上させることができると思います。これも「フィリピン英語は訛りが…」と気にする人もいますが、それよりも自身が会話、つまりアウトプットすることが大事です。声に出して英語で伝えることが語学力向上につながります。