【各地で“新札フィーバー”】あなたはもう手に入れた? 早朝から銀行に行列 切り替えに追われる店も…自販機や券売機の対応に頭悩ませる
きょう3日、20年ぶりとなる新紙幣が発行されましたが、皆さんはもう手に入れたでしょうか。新紙幣を求め、朝から多くの人が銀行に詰めかける一方、お店では券売機やレジの更新に追われています。
きょうから新紙幣があなたの手元へ…!
各地で巻き起こった“新札フィーバー”。大阪梅田では号外が配られ、多くの通勤客が手に取っていました。 (新紙幣を受け取った人) 「新しい紙幣が出るのを楽しみにしていたので、その日に入手できてうれしい。もちろん記念に残しておきます」 「20年ぶりやな、すごいな。やっぱりキャッシュ現金。最高!ありがとう(笑)」
新紙幣に対応すべく、お店も対応に追われています。大阪市内にあるラーメン店「抱きしめ鯛」。 きょうのために半年前から券売機の準備を進めてきましたが… (副店長)「変えたのはつい先月末です・ギリギリ間に合ったかなって感じですね。半導体不足とかで機械自体が入ってこない」 券売機自体はそのままで、中のシステムだけを新紙幣対応に変更。費用は15万円ほどかかったそうです。 (副店長)「(Q.さっそく新紙幣を手にしたお客さんが来たら?)ぜひ来て欲しいですね」
全国で52億枚が用意された新紙幣。国立印刷所によると、56%が1万円札、6%が5千円札、38%が千円札にあたるということです。 新紙幣への両替は、メガバンクは原則あす4日から、地銀や信用金庫などはきょう3日から届き次第開始するということです。
日本自動販売システム機械工業会によると3日時点で、新紙幣が使えるATMは9割以上。飲食店の券売機などは5割ほど。一方で、券売機の買い替えを諦め、キャッシュレス決済に切り替える店もあるといいます。 また、交通機関の券売機は鉄道が8~9割、バスが6~7割。自動販売機は2~3割です。
“新紙幣”発行でキャッシュレス加速か
経済産業省によると、国内のキャッシュレス決済比率は去年39.3%と、他国に比べても低い水準です。 日本では現金への信頼が深く、ATMの利便性が高いことや、クレジットカードへの抵抗などが、キャッシュレス化の進まない要因と考えられています。 政府は将来的に80%を目指すとしており、今回の新紙幣発行で“脱・現金”が進むかもしれません。 (『newsおかえり』2024年7月3日放送分より)
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