ジョーダンとレブロン、どちらが“GOAT”?永遠のテーマに重鎮トーマスは“キング”を推挙「数字が嘘をつかないなら、それがすべて」<DUNKSHOOT>
1980年代序盤から1990年代中盤にかけてNBAでプレーしてきたアイザイア・トーマス(元デトロイト・ピストンズ)は、リーグ史上屈指のポイントガードの1人と言っていいレジェンドだ。 【動画】ほんとに39歳?レブロンの昨季スーパープレー集! 1980年代後半からカンファレンス・ファイナル常連チームとなったピストンズで、トーマスはジョー・デュマースやビル・レインビア、デニス・ロッドマンらが所属する“バッドボーイズ”のリーダー格となってチームを束ね、1989、90年の2連覇へ導いた。 マイケル・ジョーダン率いるシカゴ・ブルズとは1988年から4年連続プレーオフで激突し、最初の3年間で撃破。1991年のカンファレンス・ファイナルで4連敗のスウィープを食らったとはいえ、荒々しいディフェンスとガード陣を主体にした堅実なオフェンスで、リーグに強烈なインパクトを残してきた。 トーマスはNBAキャリア13シーズンでオールスターに12度、オールNBAチームに5度名を連ねていて、1990年にはファイナルMVPも受賞。2000年にバスケットボール殿堂入りを飾り、2021年には75周年記念チームにも選出された。 レギュラーシーズン通算979試合で平均36.3分、19.2点、3.6リバウンド、1.9スティール、さらにNBA歴代6位の9.26アシストをマーク。通算9061アシストでも同10位に入っている。同年代にロサンゼルス・レイカーズで活躍したマジック・ジョンソンさえいなければ、1980年代最高のポイントガードの称号を手にしていたと言っても過言ではない選手だった。 そんなレジェンド選手は、現地時間8月15日(日本時間16日)に公開された米メディア『MLive』のインタビューで、NBA史上最高の選手を意味する“GOAT”について、ジョーダンではなく現役のレブロン・ジェームズ(レイカーズ)だと発言していた。 「以前も話したことではあるが、彼(レブロン)はほとんどすべてのスタッツ面でリードしている。しかも彼はスコアリングでカリーム(アブドゥル・ジャバー/元レイカーズほか)の記録を抜いた。プレーオフの通算得点でもね。しかもそれだけでなく、アシスト面でも見事な数字を残している。
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