社会人経て32歳で遅咲きデビュー、G1出場も経験した競輪選手が愛娘誕生にデレデレ「オムツ代稼いでくるね、と」
千葉の「TIPSTAR DOME CHIBA」で自転車トラックトーナメント「PIST6 Championship」の「12月第2戦」が12日から開幕する。初出場の梅崎隆介(34歳・長崎=121期)に話を聞いた。 初出場の梅崎。タイムトライアルは10秒529で全体9位。 「久々の250バンクでコース取りも迷いながらだった。だけど、Gがかかるしスピードが出て楽しい! ジェットコースターみたいな、アトラクションっす! 恐怖心はないですね」と興奮気味。 先月末に開催された九州地区プロ競技大会では、1kmタイムトライアルに出場。11歳年下の前年覇者・後藤大輝を破って、初優勝(1分06秒744)を飾った。 「独走やタイム競技が好きでPIST6も走りたいと思っていた。競輪とは違ってフレッシュな気持ちで走れるのも良いなって。次走に地元記念を控えているけど、良い刺激になると思う」と出場の経緯を明かす。 32歳でデビューした梅崎は長崎のオールドルーキーとして注目を集めたが、3年目の今年はS級に昇級すると初のG1にも出場。 「学生時代はサッカーにバスケ、水泳、何でもやっていた。飽き性だから(笑)。社会人になってトライアスロンを始めて、気が付いたら競輪選手に」と運動歴からも身体能力は折り紙付き。 「井上(昌己)さんたちと練習するようになってから、苦手分野が伸びてきた。昭和の練習なんですよ。とにかく量をこなしてって感じです」と表情からは充実感が漂う。 また、待望の女の子が誕生したそうで「オムツ代、稼いでくるね~と言ってレースに来た」とデレデレ顔。頑張る理由がまた1つ増えた今、梅崎の更なる活躍に期待したい。(アオケイ・八角記者)