【富裕層】「純金融資産1億円以上」の資産家は日本に何パーセント?現役金融機関職員が語る「セレブの共通点3つ」
7月に入り「今年の夏季休暇はどこに行こう?」と夏休みの計画を立てている人も少なくないのでは。 ◆【写真3枚を見る】【富裕層のピラミッド】お金持ちってどのくらいいるの?(出所:野村総合研究所) ちなみに今年はパリオリンピックが開催される年ですが、多くの方がご存知の通り、現在は歴史的な円安となっています。 休暇は取れても、金銭的な理由で海外への旅行に二の足を踏んでいるという方も意外と多いのではないでしょうか。 こんな時、金銭的な不安から解放されることに憧れを抱く方もいるかもしれません。 今回は、少しでもセレブに近づけるために筆者が実際に見てきた「ホンモノのセレブ」の共通点を3つあげていきたいと思います。 ぜひ、セレブへの道を目指すうえでの参考にしていただけると嬉しいです。 ※編集部注:外部配信先ではハイパーリンクや図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。
【富裕層】「純金融資産1億円以上」の人は日本に何パーセント?
野村総合研究所の報告によれば、日本には純金融資産1億円以上の富裕層が148万5000世帯存在しています。これは全体のわずか2%に過ぎませんが、その中でも細かく分類すると次のようになります。 ・超富裕層(5億円以上):9万世帯/105兆円 ・富裕層(1億円以上5億円未満):139万5000世帯/259兆円 ・準富裕層(5000万円以上1億円未満):325万4000世帯/258兆円 ・アッパーマス層(3000万円以上5000万円未満):726万3000世帯/332兆円 ・マス層(3000万円未満):4213万2000世帯/678兆円 2005年以来、富裕層は62万世帯増加しています。この富裕層の増加には、どのような要因が考えられるでしょうか。 次章で解説します。
日本で富裕層が増え続ける理由
2005年~2021年にかけて、富裕層は右肩上がりに増えてきています。 富裕層と超富裕層が保有する資産総額の推移は以下の通りです。 ・2015年:272兆円 ・2017年:299兆円 ・2019年:333兆円 ・2021年:364兆円 日本における富裕層の増加には複数の要因が関与しています。以下に、その主な理由を挙げてみます。 ●<日本で富裕層が増える要因> ・経済の成長と資産形成の機会拡大 2005年以降、日本の経済は緩やかながら成長を続けてきました。経済成長は資産形成の機会を広げ、一部の人々が富裕層になる要因となりました。 ・金融政策と低金利 日本の金融政策は長期にわたり緩和的であり、低金利政策が続いています。これにより、資産形成や投資が促進され、一部の投資家にとっては大きな利益を得る機会が増えました。 ・株式市場の上昇 2005年以降、日本の株式市場は回復基調にあります。株式投資や企業の成功により、多くの世帯が資産を増やし、富裕層の仲間入りを果たしました。 ・相続や贈与によるもの 富裕層の一部は、相続や贈与を通じて資産を受け継いでいます。とくに近年では少子高齢化が進み、世帯当たりの子供の人数が減少してきていることから、相続する資産額が増えてきています。 一般家庭であったとしても、両親や祖父母から多額の遺産を受け取り、意図せず富裕層の仲間入りを果たしたという人もいるでしょう。 富裕層になることは簡単ではありませんが、筆者の経験上、富裕層は共通してある3つの共通点があると考えています。