日産新体制スタート 内田社長が会見(全文2)チャレンジはウエルカム
新社長となった感想は?
テレビ朝日:今日はどうもありがとうございます。テレビ朝日の【ヒラモト 00:22:57】と申します。最初のほうでまず、少し大きな質問したいと思うんですけれども、きのう付、事実上、今日から内田新体制がスタートしたわけですけれども、ゴーンさんのことがあり、西川さんにもいろんな話が出てきて、そして今月から日産の新社長となられた、率直な、今の感想を伺いたいのがまず1点。 そしてもう1つが、冒頭、内田さんからの発言でも、ご自身でもおっしゃっていました、これまで日産の完成検査の問題、ゴーン前会長を巡る問題、そして業績の急速な悪化、アライアンスを含むルノーとの関係も不安定化していました。御社を取り巻く環境、非常に厳しいと思うんですけれども、どのようにこの日産、立て直しを図っていくか、あらためて教えてください。 内田:ご質問ありがとうございます。まず1つ目の率直な感想ですが、先ほど説明申し上げましたように、日産、非常に今、厳しい環境にございます。従って、私はまず社長として覚悟を決めることだと思っております。 日産自動車は過去においてもさまざまなブレークスルーを達成して、難局を乗り越えています。私は日産の従業員の1人1人の持つ能力は非常に高いと思います。ただ、先ほど申し上げた、例えば「Commit & Target」、この中のTargetで、本当にチャレンジできる目標で進めてきたのかというと、文化が若干ゆがんだ形になったとも考えられます。 従って、私は社員がきちっと課題を、透明性を持って、われわれ経営層にも共有できる環境をつくっていきたいと思いますし、われわれ経営層もそれをサポートして、それは社員と経営層のみならず、北米の例を見ていただいてお分かりのように、リージョン間の間のコミュニケーションも図って、日産を前に進めていきたい。これが私が置かれている使命ですし、それをやる覚悟を持って社長になるということだと思います。 司会:2つの質問、まとめて今、回答したっていうことでよろしいですね。じゃあ前の方。