TVアニメ『チ。―地球の運動について―』本PV公開 サカナクション&ヨルシカの楽曲も披露
NHK総合にて放送されるTVアニメ『チ。―地球の運動について―』の放送開始日が、10月5日23時45分からに決定。あわせて本PVが公開され、スタッフ陣と追加キャストも発表された。 【写真】『チ。―地球の運動について―』本PV映像一部 第26回手塚治虫文化賞のマンガ大賞など数々の賞を席巻した作家・魚豊の同名コミックをTVアニメ化する本作は、地動説を証明することに自らの信念と命を懸けた者たちの物語。声優には、神童ラファウ役に坂本真綾、異端審査官ノヴァク役に津田健次郎、謎の学者フベルト役に速水奨が決定している。 新たに、『五等分の花嫁』の作画監督などを務めた清水健一が監督を、『転生したらスライムだった件』などの入江信吾がシリーズ構成を、筱雅律がキャラクターデザインを、牛尾憲輔が音楽を、そして小泉紀介が音響監督を務めることが発表された。また、各話放送終了後にはNetflixでの世界配信、ABEMAでの無料配信が行われる。 公開された本PVは、フベルト(速水奨)の言葉で、地動説の可能性とその美しさに魅入られた神童ラファウ(坂本真綾)が「今から地球を動かす」と、天才であるが故に知的好奇心を刺激され、その証明に命懸けで挑む様子が壮大に描かれる。この世の秩序を守るためなら何でもする異端審査官ノヴァク(津田健次郎)の存在を強く感じながらも、己の信念を曲げずに「地」「知」「血」の先にある真理を追い求めるラファウ。映像の中で楽曲一部が初披露されたOP曲・主題歌のサカナクション「怪獣」とED曲のヨルシカ「アポリア」がそのラファウ崇高さをより一層際立たせている。さらにラファウに宿った炎のように熱い信念を受け継ぎ、フベルトのセリフにある“常識は覆り、美しさと理屈がおち合う”その瞬間を信じて疑わない者たちが紡ぐ、心揺さぶる物語の一端も垣間見ることができる。 追加キャストとして新たに発表されたのは、小西克幸、中村悠一、仁見紗綾の3名。 小西は優れた視力を持つが、空を見ることを恐れている代闘士・オクジーを演じる。オクジーは超ネガティブ思考でこの世に何の期待もしておらず、早く天国に行きたいと願っている。小西は、「僕の大好きな『チ。』がアニメになります! そしてオクジー役で出演させて頂きます!! やったー!」と喜びを語った。 中村が演じるのは、「人生を最高にする瞬間」を求め、教会の規律に従うことなく純粋に“知”を追求した結果、眼を焼かれ、田舎村へ左遷された修道士・バデーニ。中村は「少しずつ絶妙に変化していくバデーニを演じるのは面白かったです」と振り返った。 仁見は、宇宙論の大家の施設に入れたが、「女だから」という理由で満足に研究させてもらえず絶望している天文研究助手のヨレンタ役を担当。仁見は「想像すればするほど彼女が感じている痛みや喜びがより強烈になり、毎回のアフレコは挑むような気持ちで臨ませていただきました」とコメントを寄せた。 なお、10月5日の初回は、第1話と第2話が連続放送される。 小西克幸 コメント 原作・台本を読んだ時の感想 地動説というものを命をかけて研究する姿に感銘を受けたのを覚えています。 覚悟、情熱に魂が震えました。言葉でうまく伝えられませんが、自分の中にこんなに情熱を注げるものがあるかなって考えましたね。あと想いのバトンってすごいですね。 演じたオクジ―について けっこうネガティブよりな性格なのかなと思っています。その彼が色んな人、地動説と触れ合ったときにどのような化学反応が起こるのか成長するのかしないのか。僕はオクジーという人間が好きです。 ファンに向けて一言 僕の大好きな「チ。」がアニメになります! そしてオクジー役で出演させて頂きます!! やったー! ぜひ皆さんその目でその耳で「チ。」の世界を堪能して下さい。 そして、次にバトンを受け渡して下さいね。 中村悠一 コメント 原作・台本を読んだ時の感想 今は当然のようにある知識を持たざる者達が、当時どう気付き考え、その行動に後悔を持たずに生きられたのか…。 想像しか出来なかったような昔の出来事が、鮮明に見られているような感覚に陥りました。 演じたバデーニについて 自信家のように見えるのですが、演じていくうちにそれだけではない人物なのかな? と感じてくるようになりました。自信があるから行動してるのではなく、やはりここまでに登場したどの人物とも同じで、何かの運命を自身に感じたのかも…。真相は私には分かりませんが、少しずつ絶妙に変化していくバデーニを演じるのは面白かったです。 ファンに向けて一言 壮大な話です。ですが、人が知的好奇心のまま行動をする力というのは本当に凄まじいと思わされる作品です。とにかく、見て下さい! 仁見紗綾 コメント 原作・台本を読んだ時の感想 キャラクターたちが対峙する「感動」や「熱」があまりに大きく、じっくりと時間をかけて読み進めました。 一人一人の感情が生々しく伝わってきて、どんどん積み重ねられていき、息苦しいほどの胸の重みと共に作品の魅力に引き込まれました。 演じたヨレンタについて 私が当たり前だと思っていたことが彼女にとってどれだけ特別なことなのか、様々なことを想像しました。 想像すればするほど彼女が感じている痛みや喜びがより強烈になり、毎回のアフレコは挑むような気持ちで臨ませていただきました。 ファンに向けて一言 ヨレンタを演じさせていただきます。仁見紗綾です。 多くの方に愛されている作品の一部になれることがいまだに信じられません。 命がけで生きる彼女の感動が、皆様の心に繋がりますように。 どうぞよろしくお願いいたします。
リアルサウンド編集部