「まだ2年なの恐ろしいわ」“23イニング無失点”京都国際・西村一毅 “魔球”チェンジアップで打者を翻弄
◇第106回全国高等学校野球選手権大会 準決勝(21日、甲子園球場) 青森山田(青森)を3-2で逆転勝利し、春夏通じて初の決勝進出を果たした京都国際(京都)。京都府勢では、2005年の京都外大西以来19年ぶりの決勝進出になります。 【画像】決勝は関東第一vs京都国際 この逆転勝利の望みをつなげたのが、5回からマウンドに上がった2番手の2年生左腕・西村一毅投手。青森打線を130キロ中盤のストレートに加え、キレのあるスライダー。そして低めに集め、最大の武器チェンジアップで翻弄(ほんろう)しました。 この準決勝は5回66球を投げ、被安打2、3奪三振、無失点の好投。2点差のビハインドを保ったことにより、6回の逆転劇につながりました。今大会西村投手は、2回戦・新潟産大付、準々決勝・智弁学園では完封勝利。この試合で23イニング無失点となり、防御率0.00。京都国際の投手力を支えています。 2年生左腕の活躍に対し、SNSでは「打たれるところを想像できない」「まだ2年なの恐ろしいわ」「芸術的なチェンジアップや」「松井裕樹くんみたい」といった称賛の声。23日の関東第一(東東京)との決勝戦でも快投が期待されます。