FIIO、Roon/AirPlay対応のネットワークオーディオプレーヤー「SR11」
エミライは、同社取り扱いのFIIOブランドからネットワークオーディオプレーヤー「SR11」を12月6日に発売する。価格はオープンだが、税込18,700円前後での実売が予想される。カラーはSilver/Blackの2色をラインナップする。 SR11は、Roon Ready認証を取得しているため、Roon独自のストリーミング技術を組み込むことで高いレベルでの音質と安定性を実現したストリーミング再生をはじめ、AirPlayといったネットワーク機能に搭載した、ハイレゾ対応ネットワークオーディオプレーヤー。 対応する最大サンプリング周波数/量子化bit数について、USB接続がPCM 768kHz/32bit、DSD 11.2MHz/1bit、光/同軸デジタル接続が192kHz/24bit、およびDSD 2.8MHz/1bitまでカバーする。AirPlay使用時はPCM/DSDMQAを44.1kHz/16bitに変換して出力する。MQAは有線接続時に対応。 Roon対応しているため、Roonアプリを用いたNAS(ネットワーク接続ハードディスク)内の音源のライブラリ管理、またストリーミング配信での一元管理が可能であり、マルチルーム再生もサポートする。AirPlayを利用すれば、iPhoneなどのAppleデバイスからのダイレクト再生が楽しめる。 SoCはLumissil製「X2000」マルチコアプロセッサーを採用。「XBurst2」「XBurst0」2種類のコアを組み合わせることで処理能力を高め、強力なリアルタイム制御が可能ながら、同時に省電力化を実現する。加えて、音声信号を正確に処理し、安定した音楽再生を可能にするとした。 ワイヤレス機能ではWi-Fi(2.4/5GHz)をサポート。搭載しているLAN端子は1000Mbpsに対応しており、高速かつ安定したデータ転送を確保。またワイヤレス接続でも、安定してロスレス音源を伝送できるとしている。 今後も継続的なファームウェアアップデートの実施がアナウンスされており、Bluetooth接続や楽曲再生、FIIO LINKなど、新機能の追加を予定しているとのこと。 筐体は素材にアルミニウム合金を採用。スリムデザインによる省スペース設計を施した。底面には専用の滑り止めパッドを装備し、設置の安定性を高めた。本体前面にはLCDディスプレイと操作ノブを搭載しており、動作モード、ネットワークの状態、音量といった情報をすぐに視認できるのに加えて、直感的な操作性も備えている。また操作は付属の専用赤外線リモコンでも行える。離れた場所からの操作が可能なほか、入力/出力切り替え、音量調整といった各種機能にワンタッチでアクセスできる。 出力端子は、光デジタル音声×1基、同軸デジタル音声×1基、USB Type-A×1基、USB Type-C×1基を搭載する。本体には専用リモコンのほか、USB Type-A to Type-Cケーブル、電源アダプターなどが付属する。外径寸法は約157W×32.3H×133Dmm(脚部含む)、質量は約375g。
編集部:松原ひな子