ウッドはキャリー330ヤードのドライバー1本だけ。日本アマを制した高校1年生、松山茉生のセッティング
今年6月の日本アマチュアゴルフ選手権を最年少記録の15歳で制した高校1年生、松山茉生。その優勝資格で今年の日本オープンにも出場中だ。キャリーで330ヤードという松山茉生のクラブセッティング。 松山茉生のキャリー330ヤード、ドライバー連続写真はこちら
9月末のバンテリン東海クラシックでは17位タイでローアマ獲得。同大会中の土曜日に開催されたドラコン大会では349.6ヤードを記録、幡地隆寛や河本力などプロの飛ばし屋を抑えての優勝。クラブは、パター以外の13本がダンロップ。ドライバーはZX7 MkⅡのロフト9.5度。
パワーヒッターではあるが「つかまる感覚が強すぎる」との理由でZX5 MkⅡのLSには手を伸ばさなかった。シャフトはテンセイPro White 1K。指導をしているお父さんの阜司(あつし)さんに聞くと、「兄と妹との三きょうだい、みなゴルフをやっていますが、茉生が一番の感覚派です。測定器は一切使わず、実際に打った感触と飛んでいく球の様子を見て、自分の感覚に合ったクラブを選んでいます」 目に留まるのはこのドライバーのグリップ、なぜかYONEXのロゴが入っている。「実は夏の大会(全国高校ゴルフ選手権)直前にグリップがへたり、すぐに替えたいと私がストックしていたこのグリップを挿し、今もそのまま使っている次第です(笑)」(阜司さん)
現在のセッティングで、ウッドは平均330ヤードというドライバー1本のみ。以前は3Wも入れていたが、3Wで300ヤード飛ぶため、パー5の2打目やティーショットで使う状況がほとんどなく、3Wよりも「ウェッジを増やすほうが効率的です」と今に至る。
2Iと3Iは中空ヘッドのスリクソンZX MkⅡユーティリティ、4I~PWはマッスルバックタイプのスリクソンZ フォージドⅡ。強いインパクトによる吹き上がりを抑えるため7I~9Iのバックフェース下部に鉛を貼り重心を下げている。
撮影時のウェッジは、50度、54度、58度だったが、コースによっては50度を抜き48度、58度を抜き60度を入れることもある。