なぜ元世界王者の木村翔は中国のリングで巻き込まれたプロレスまがいの反則被害について謝罪&説明を行ったのか?
木村は、今回の中国行きは、このスパーリングマッチ出場が目的ではなく「なんとしても、もう一度世界のベルトを巻く」ための渡航だったと強調。 「今回の玄武選手の反則行為は許しがたい事です。しかし、ゾウ・シミン戦以降、日本人である私に対して、私のことを知り、そして応援してくれる中国にいる多くの方々を愛する気持ちは変わりません」との気持ちを伝えた。 木村は2018年9月に田中恒成(畑中)に0ー2判定で敗れてベルトを失い、2019年5月に中国の撫州市で階級をひとつ下げてWBA世界ライトフライ級王者のカルロス・カニサレス(ベネズエラ)に挑戦したが判定負けを喫した。その後、再起したが、2020年2月にフィリピンで元WBO世界ミニマム級王者のメルリト・サビーリョ(フィリピン)と対戦し2回TKO勝利して以来、公式戦は行っていない。 一方で、バッシングを受けている玄武側は、試合開始30分前に「カンフーvsボクシング」の異種格闘技のエキシビションマッチであることを告知したと主張。インフルエンサーとしての立場が危うくなることを恐れ、リウガン氏との会話とおもわしき音声もネットに流し「騙し討ちではなく事前に木村側もカンフーvsボクシングの試合になることを了承していた」との攪乱情報を拡散することで必死に批判の空気を変えようと“反撃”に出ており、まだ中国内での騒動は収まっていない。 青木ジムが閉鎖したことで木村が移籍している所属ジムの花形進会長も、「これまでも木村はトレーニングのため何度か中国に行っており、今回も最初は中国での試合に向けてのトレーニングに行くという話だった。向こうに行ってから興行として行われるボクシングのスパーリングに出たいという連絡があったので、ボクシングのスパーリングであれば問題ないとOKを出したが、まさか、こんな試合になるとは…映像を見てこっちも驚いている」と、ここまでの経緯を説明。 帰国後、木村に改めて事情を聞いたという。