ボーナスの平均支給額が高い職種ランキングTOP3、3位リサーチ/市場調査(173.2万円)、2位法務/知的財産/特許(177.7万円)、1位は?
doda編集長 桜井 貴史 氏による解説
本調査を開始した2021年度から前回の2023年度までは、全体のボーナスの年間平均支給額は上昇していましたが、今回の調査ではわずかながら減少に転じました。 しかし、20代と30代の支給額は増加傾向にあります。昨今多くの企業が賃上げに踏み切る中で、減少傾向にある若手人材の獲得競争は特に激化しており、限られた資金の中で企業はより優先して若手の待遇を見直していることが関係していると言えるでしょう。 一方で、本調査ではボーナスの使い道についても尋ねており、旅行や趣味などに使うと答えた人の割合が減り、すべての年代で「生活費の補填」「金融商品(投資・資産運用)」と答えた人の割合が前回よりも増えたことがわかりました。 この結果から、不確実性が高まる社会において、将来への不安を払拭する一つの手段として、ボーナスをこれまで以上に投資や貯蓄に回す人が一定数いる実態が浮き彫りとなりました。 ボーナスを含む「給与・昇給」は、個人の「はたらく」や仕事の満足度に影響を与える一因であることは間違いありません。満足できる環境下ではたらくために、ボーナスも含め、意思をもって自らのキャリアを切り拓いていくことが重要だと考えます。 調査概要 対象者/20歳~59歳の男女 雇用形態/正社員 調査方法/ネットリサーチ会社を利用したインターネット調査(ネットリサーチ会社保有のデータベースをもとに実施、doda会員登録の状況については不問) 実施期間/2024年8月5日~8月13日 有効回答数/1万5000件 出典/転職サービス「doda」調べ 関連情報 https://doda.jp/guide/bonus/ 構成/清水眞希
@DIME編集部