チェルシー、アトレティコFWオモロディオン獲得で合意か…移籍金は約64億円に
チェルシーは、アトレティコ・マドリードからU-23スペイン代表FWサムエル・オモロディオンを獲得することで合意したようだ。7日、イギリスメディア『アスレティック』や移籍市場に精通するイタリア人記者のファブリツィオ・ロマーノ氏などが伝えている。 2004年5月5日生まれで現在20歳のオモロディオンは、身長193センチメートルのセンターフォワード。グラナダの下部組織出身で、2023年8月にトップチームデビューを果たし、デビュー戦でゴールも決めたが、その直後にアトレティコ・マドリードへの完全移籍が決定した。その後、アラベスへとレンタル移籍をし、2023-24シーズンはラ・リーガ35試合の出場で9ゴール1アシストを記録した。 また、U-19、U-21と世代別のスペイン代表にも選出されたほか、現在開催されているパリオリンピック2024のメンバーにも選出。途中出場が主ながら、ここまで4試合出場で1ゴールを記録している。 そんなオモロディオンはアトレティコ・マドリードと2028年6月30日まで契約を締結しているが、レヴァークーゼンなど複数クラブから関心が寄せられており、中でもチェルシーが本格的に獲得に動いていることが明らかになっている。 アトレティコ・マドリードとしては当初、オモロディオンの売却を望んでいなかったため、今年6月にチェルシーから提示された追加オプションなども含めて4000万ユーロ(約64億円)相当のオファーは拒否していた。 しかし、先日から状況が一変し、アトレティコ・マドリードにマンチェスター・シティに所属するアルゼンチン代表FWフリアン・アルバレス獲得の可能性が浮上したことから、資金を捻出するためにオモロディオンを売却する方針に転換。マンチェスター・シティと7500万ユーロ(約120億円)に最大2000万ユーロ(約32億円)の追加オプションが付随する契約で合意に至ったことから、チェルシーとも4000万ユーロ(約64億円)でオモロディオンを売却することで合意に近づいていることが明らかになっていた。 そして、今回の報道によると、両者の話し合いは順調に進展し、ついに基本合意に達したという。チェルシーはオモロディオンとも7年契約に1年の延長オプションが付随した契約を締結することで合意した模様で、メディカルチェックを受けた後に正式発表される見込みとなっているようだ。 なお、チェルシーとアトレティコ・マドリードではオモロディオンと別契約で、イングランド代表MFコナー・ギャラガーが4200万ユーロ(約67億円)で移籍することで合意していることも明らかになっており、8日にメディカルチェックを受けた後、ギャラガーはアトレティコ・マドリードと5年契約を締結する予定であることも伝えられている。
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