「航空会社のスタッフに」が最優先か

JAL便出発の様子（乗りものニュース編集部撮影）。

　空港で発行し、搭乗ゲートでかざす紙の搭乗券。もし、これをゲートまでの道中でなくしてしまった場合、乗客はどのようにすればいいのでしょうか。 【超貴重】激レア！これが「 新造機回送運航便に乗る人の搭乗券」です 　結論からいうと多くのケースで「航空会社のスタッフに紛失した旨を伝える」という正しい手続きを踏めば、紛失しても当該便に乗ることができます。 　出国前であれば、カウンター係員へ紛失の旨を伝えると。搭乗券の発行履歴を確認のうえ、パスポートで本人様確認を実施し、搭乗券の再発行対応を行う――JAL（日本航空）は過去の取材に対し、流れを次のように説明します。 　また、再発行をした場合は、他人が拾って搭乗していないかを確認するため、一番最後に搭乗するよう依頼することもあるのだとか。「もし再発行後に失くした搭乗券が見つかった場合も、お早めにその旨をお知らせ下さい」と同社は説明します。 　出国後に紛失した場合も同様で、搭乗口係員へその旨を伝えると、搭乗券の発行履歴や保安検査場の通過記録などを確認のうえ、パスポートで本人様確認を実施。搭乗券の再発行対応を行うというのが基本的な流れです。ただこちらも、搭乗までに見つからない場合は、一番最後に搭乗するよう依頼する場合があるといい、「係員が拾得した場合はアナウンスなどでお呼び出しさせていただくこともございます」ということでした。 　なお、実際に海外空港で出国手続き後に紙の搭乗券を紛失した経験をもつ男性は、「最初はゲート内の空港案内所で事情を説明し、チェックインカウンターに戻るようにといわれました。そこで、ダメ元で乗る便のゲートに行き、再度、搭乗券をなくしたということを航空会社のスタッフの方に伝えました。そうすると、パスポートを確認してもらい、数分すると、ふたたび搭乗券が渡されました」とそのときの様子を説明します。 　この男性によるとJALの回答通り、再発行後の対応は、搭乗順はグループ番号ごとに呼び出される通常の方式ではなく、最後まで搭乗口付近で待つように案内があったといいます。また、そのとき「万が一自席にほかの乗客が座っていた際には機内でCAに相談するように』といった案内もあった」としています。 　なお、航空会社各社では、紙の搭乗券のほか、オンライン形式の航空券にも対応していることが多数です。この男性のように紙をなくしがちな人は、こちらを活用するのがいいのかもしれません。