【ジャパンC・厩舎直送】史上2例目の大激変を狙うブローザホーン「だいぶ、いい状態になっています」
[GⅠジャパンカップ=2024年11月24日(日曜)3歳上、東京競馬場・芝2400メートル] 1番人気で最下位に終わった屈辱的な敗戦(京都大賞典11着)から、鮮やかな一変を披露するか。ブローザホーン(牡5・吉岡)が巻き返しに向けて調整を続けている。角馬場で丁寧な運動を行い、息をつくるためにコースで長めの追い切りを消化。完調手前で気持ちが入っていなかった前走時の姿が今はない。 「前走後は在厩の形で立て直しを。状態は上がってきていますよ。だいぶ、いい状態になっています」 田嶋助手が確かな口調で言い切る。今春の宝塚記念を勝ち切ったGⅠホース。前走の結果が能力をストレートに反映したものでないことは明らかだ。 「輸送は大丈夫ですし、左回りも関係ないと思います。今は折り合い面も問題なくなっていますから。外国馬、ドウデュースと強い馬がいますけど、今の状態でどんなパフォーマンスを見せてくれるか楽しみです」と同助手が意気込む。 前走しんがり負けの馬がGⅠを勝てば、JRAの馬としては2021年安田記念のダノンキングリー以来、グレード制導入後2例目というレアケース。今年のJRA・GⅠ<1・2・1・4>と半数で馬券に絡んでいる菅原明の手綱に期待がかかる。
東スポ競馬編集部