女子は再春館製薬所がACT SAIKYOに勝利、男子は再起のジェイテクトが上位候補対決へ | S/Jリーグ 2024 レビュー
女子は新オーダー見えたヨネックスと、ペア入れ替え策の七十七銀行が対戦へ
女子は、Jブロックのヨネックスと七十七銀行が対戦する。昨季3位のヨネックスは、開幕から2連勝。シングルスに日本B代表の仁平菜月と高橋明日香を擁し、日本ランキングサーキット準優勝の木村百伽も含めて充実の陣容だ。開幕から2試合は、仁平と高橋が勝利を挙げた。ダブルスは、日本A代表ペアだった宮浦玲奈が6月に引退を表明。嘉村健士監督の起用法が注目されたが、第1ダブルスに保原彩夏/須藤海妃、第2ダブルスに櫻本絢子/関野里真(来季加入内定、日本体育大学4年)の組み合わせで2試合連続して起用した。宮浦と組んで日本A代表で活躍してきた櫻本と、内定選手の関野のペアは、連係面では未熟。しかし、個人能力が高いエースの櫻本が第2ダブルスに出場することで、相手の2番手ペアと対峙する可能性が高い起用法。シングルスの強みを生かした形でもあり、新たな戦い方が見えてきている。対する七十七銀行は、開幕戦でACT SAIKYOに敗れたが、2日目は広島ガスに2-1で逆転勝利。主将の毛利未佳と新人の千葉美采が組むペアが初日は第2ダブルス、2日目は第1ダブルスに起用され、どちらも勝利を挙げている。もう一つのペアは、アタック力のある田代愛妃/八角実侑のペア。ヨネックスを相手に、2つのペアをどう起用するか。同ブロックは前回準優勝の再春館製薬所と、大型新人を獲得したACT SAIKYOが軸。割って入りたいヨネックスとしては、上位候補との対決まで無敗で進みたいところ。七十七銀行は、2連勝でブロック首位に立ったヨネックスを破って勢いを得たい。
文:J SPORTS編集部
J SPORTS 編集部