女子は再春館製薬所がACT SAIKYOに勝利、男子は再起のジェイテクトが上位候補対決へ | S/Jリーグ 2024 レビュー
男子Sブロックは、NTT東日本と日立情報通信Eが連勝
男子は、埼玉大会で行われたSブロックで、前回王者のジェイテクトが苦戦。東海興業に敗れる波乱となった初日のショックを引きずり、昇格チームである大同特殊鋼の大関修平/家壽多慶太に第1ダブルスを取られて苦しんだ。ジェイテクトは、苦しい立ち上がりを強いられたが、シングルスの小川翔悟、第2ダブルスの川島直也/永渕雄大(来季加入内定、筑波大学4年)の勝利で逆転し、2日連続の敗戦を辛くも免れた。同ブロックは、NTT東日本と日立情報通信エンジニアリングが2連勝のスタートを切った。
男子Jブロックは、トナミ運輸とBIPROGYの2強体制
山口大会の男子Jブロックは、上位候補の2チームが強さを示した。タイトル奪還を目指すトナミ運輸は、2-1で三菱自動車京都に勝利。第2ダブルスで起用した目崎駿太郎/大田隼也が、中村舜(来季加入内定、筑波大学4年)と南茂斗羽に敗れたが、チームとしては初日に続いて連勝。同ブロックの上位候補であるBIPROGYも3-0でトリッキーパンダースを圧倒して連勝を飾った。
11月9日青森大会は、男子のNTT東日本vsジェイテクトに注目
大会は、11月9日に青森県のスポカルイン黒石で第3日を行う。男子は、SブロックでジェイテクトとNTT東日本が上位候補の直接対決を迎える。NTT東日本は、今夏のパリ五輪直前に加入した奈良岡功大が青森県出身。出場すれば、地元大会でのS/Jリーグデビューとなり、会場の目玉となる。一方のジェイテクトも、シングルスにはパリ五輪出場の西本拳太がおり、日本A代表対決もあり得る顔合わせだ。ただし、奈良岡、西本は、11月12日に開幕する国際大会の熊本マズターズジャパンへの出場を予定。リーグに出場すれば、日程が詰まる。チームが配慮する可能性もありそうだが、どうなるか。ダブルスは、2年連続で全日本社会人選手権の優勝ペアを輩出しているNTT東日本が優位と見られるが、ジェイテクトがどのようなペアで対抗するか。第1ダブルスを連敗した相澤桃李/佐野大輔を変えずに起用するか、変化をつけるかは、一つの鍵になりそうだ。同ブロックでは、日立情報通信エンジニアリングが開幕2連勝。ジェイテクトとしては、リーグ3戦目で2敗するようだとTOP4進出が厳しくなる。追われる立場のプレッシャーを受け、2チームを追いかける展開となったが、和田周監督は「NTT東日本さんにも、日立情報通信エンジニアリングさんにも勝つつもりで行く」と上位候補の直接対決での巻き返しに意欲を示した。