子どもだけで留守番中、もし大地震が起きたらどうしたらいい?トイレの中にいた場合はすぐに出る
自然災害や事故、犯罪など、特に子どもの身の回りには危険がいっぱい。そんなとき、子ども自身が「危険」を察知し、対処する力を身につけることが大切です。そこで、池上彰氏監修の『いのちをまもる図鑑』より一部抜粋してご紹介します。子どもが留守番しているときに、地震が来てしまった――親が不在である場合、子どもは自分の命を守るために、どのような対策がとれるのでしょうか。 【図】家にいて大地震が来たとき、正解の行動は… * * * * * * * ◆Q.こんなとき、どうする? 家でおやつを食べていたら、突然グラグラ! 立っていられないほどの大地震が起こりました。大人は誰も家にいません。まず、何をしたらよいのでしょう? (1) テーブルの下にもぐる (2)テレビをつけて震度を見る (3)ろうかににげる
◆正解:(3)家にいて大地震が来たら、ろうかににげる 地震のゆれはすさまじく、さまざまなものが動いたり、落ちたり、たおれたりします。キッチンやリビングは、食器棚や窓ガラスなど破片が飛んで来たら危ないものだらけです。 だから、地震のときはろうかのように「周りにものがない場所」へにげ、ゆれがおさまるのを待ちます。 これやっちゃダメ!NG (1)テーブルの下にもぐる よくテーブルの下にもぐれと教わりますが、じつは床に固定されていないテーブルは、地震のときに激しく動いて凶器になることも。テーブルの上の食器が落ちてくることもあります。 (2)テレビをつけて震度を見る 震度は気になりますが、いのちを守ることが最優先です。ゆれがおさまってすぐに地震情報を見るのでも間に合います。 ●お風呂やトイレの中で地震にあったら、どうすればいい? お風呂は鏡や窓ガラスが割れる危険があるので、すわって洗面器を頭にかぶり、浴槽につかまりましょう。トイレは閉じこめられる危険があるのですぐに出ます。 すぐに出られない場合は、トイレのタンクのフタが飛んでこないよう、体重をかけておさえて、ゆれがおさまるのを待ちます。
【関連記事】
- 地球上で人を一番多く殺している蚊!寄生した魚が死んでも生きるアニサキス!上野動物園元園長が教える「すごい危険な生きもの」
- シマスカンクの悪臭の正体は、麻酔薬にも使われる強力な成分!アルパカは猛烈にくさい緑色の泡で威かくする!?上野動物園元園長が教える「すごい危険な生きもの」
- ニシキヘビはウシやワニも丸呑みに!?ゴリラは2本の指だけで握力450キロ!上野動物園元園長が教える「すごい危険な生きもの」
- 「スズメバチ」で毒針をもつのはメスだけ! 24時間かけて相手を弱らす「コモドオオトカゲ」!毒もちの生きものはこんなにすごい
- さわるな危険!泳ぎ回る毒トゲ軍団「ゴンズイ」 1匹で大人7人倒せる毒をもつ、見た目はかわいい「ヒョウモンダコ」 夏の海辺で要注意の生きものたち