秋イカにも効果的!超絶技巧『フラッシュブースト』搭載エギを改めて解説
完成された漁具として、長らくカタチを替えていないエギ。他のルアーにはない、イカを魅了するそのデザインに進化の余地はないのだろうか?シマノのお家芸「フラッシュブースト」は、そんなエギの常識を打ち破るかもしれない。 【画像】「意外と見たことがない!?」フラッシュブーストの内部構造
そもそも“フラッシュブースト”とは?
フラッシュブーストとはプラグの内部で反射プレートをバネで吊るし、ルアーが止まっていても揺れてキラキラ光るシマノ独自のフラッシング機構。これまでにシーバス用ミノーやオフショア用ダイビングペンシルなどのプラグに内蔵され、実績を上げてきた。 最初にフラッシュブースト機構が搭載されたのは、シーバスルアー『シャローアサシン99F』。
セフィアクリンチ フラッシュブースト
シマノがリリースするセフィアクリンチシリーズは、使いやすく誰にでも操作がしやすいことで定評のあるエギで、この定番モデルに画期的な可動式反射板「フラッシュブースト」搭載したのが、セフィアクリンチ フラッシュブーストとなる。 湯川「僕は昔、カクカクしたボディでフラッシングを強調した某社のエギを好きで良く使ってました。フラッシングの威力は以前から感じていて、これを見たときは、ヤバいんちゃう!? と(笑)」 エギにおけるフラッシング効果を評価するのは、シマノのエギングインストラクターでもある湯川マサタカさんだ。 湯川「実際に使ってみるともう、予想どおり(笑)。一番驚いたのは、この潮では食わんやろなという状況で、イカの活性を上げて寄せて喰わせる」 湯川「テスト中も普通のエギでは反応がないのにフラッシュブーストを入れると、イカがビューンッと走ってきて抱く、ということが何度もありましたからね」
抱かせの“間”でも誘い続けることが可能!
湯川「フォールやボトムステイでエギ本体は動きを止めても、内部でプレートがゆらゆら揺れて光る。これは今までのエギにはないアピール。抱かせの間でも誘い続ける。眼の良いアオリイカにとっては、惹かれるものがあるんでしょうね」 セフィアクリンチ フラッシュブーストは、フォール中の僅かな揺れにも反射板が反応し、高いフラッシング効果が得られる。 湯川「シャクったときのフラッシングがさらに強烈で、遠くのイカにも気づかせやすい。イカの活性を上げる効果も感じています」 ボトムステイ中でも反射板が揺れてフラッシングでアピールする。