味に賛否両論!? マヨラーの願望叶える「飲むマヨ」 ローソンの“テスト販売シリーズ”が話題
先月末に発売が開始され、SNSを中心に世間を騒がせているローソンの「飲むマヨ」。全国のマヨラーの願望を叶えるべく開発され、テスト販売として展開されています。 【写真全5枚】おもしろ過ぎる!ローソンの歴代テスト販売シリーズ 味については、ネットでも賛否両論あり(否のほうが多いかも?)の謎多き商品。話題の「飲むマヨ」について、開発担当者である株式会社ローソンの山田さんに詳しく話を聞きました。 ――そもそも、なぜ作ろうと思った? 【山田さん】 あるとき、社内の同期と「とあるレストランのマヨネーズがおいしい」という会話をしているなかで、「“飲むマヨネーズ”を発売したらおもしろいのではないか」と話がふくらんだことがきっかけでした。“飲むマヨネーズ”が商品になれば、話題性も十分、お客様により買い物を楽しんでいただけるだろうと思い、商品化に向けて動き出しました。 ――“マヨネーズ飲料”という前代未聞の商品を、どのようにして開発した? 【山田さん】 マヨネーズ特有の酸味の表現には苦労しました。開発の際は、メーカーさんと一緒に本物のマヨネーズを食べながら試作を重ねました。マヨネーズの味に近づけようとするとスパイス感が強くなってしまうため、“スパイス感を抑えつつ味を寄せる”というのが難しかったポイントです。 試作を進めていくうちに、マヨネーズの特徴であるコクに加えて酸味も重要であることに気がつき、酸味とコクのバランスを重視しながら改良を重ねました。何十パターンも試したので正直大変でしたが、その甲斐もあって、マヨラーの皆さんにも納得いただける商品に仕上がったと思っています。 ――社内の反応は? 【山田さん】 社内のマヨ好き・マヨ嫌い、いろいろな人に飲んでもらったところ、味については多くが「マヨネーズだね!」と言ってくれました。一方で、「おもしろいけど、売れないからやめたほうがいい」など、発売を止めるような意見をもらうことも少なくありませんでした。 それでも、私には「マヨラーのお客様に喜んでいただける!」という自信があったのと、上司の「やってみなよ」という後押しがあり、企画を進めることができました。 ――お客さんからの反響は? 【山田さん】 SNSを中心にさまざまな声をいただいておりますが、「ドレッシングにしたらおいしそう」という意見のほか、「◯◯に合う」などの組み合わせを楽しむ声もみられるなど、開発担当の私も想像していなかった反応が多数ありました。 なかでも、おなじくテスト商品として販売している「ポテトチップスあたりめ風味」に合うという意見は意外で、印象に残っています。 ――「飲むマヨ」のほかに、「味のない?ガム」「焼うどん味焼そば」など、これまでに数々のテスト商品を展開していますが、その後は? 【山田さん】 もともと、テスト販売の企画は2022年にはじまりました。じつは、これまでにメーカーさんと協力して作った“ありそうでなかった商品”は、10商品以上にもなります。 昨年の夏には、それまでに販売したテスト商品で総選挙を行い、お客様投票が多かった「味のしない?飴」などの上位3商品を復活させました。先月末にも「テスト品フェア」と題して、これまでに好評だった商品と「飲むマヨ」を含めた新商品を交えた6商品を展開するなど、定期的に再販を繰り返しています。 ――「飲むマヨ」の今後の展開は? 【山田さん】 現時点では、まだ秘密とさせてください(笑)。ありがたいことにたくさんのご意見をいただいておりますので、お客様の反応や販売実績をみて、皆様にもっとワクワクしていただけるよう検討していくつもりです。 ☆☆☆☆☆ 社内のふとした会話から生まれた話題作「飲むマヨ」。意外にも、山田さん自身はマヨラーではないのだとか。 これから、どんな摩訶不思議商品が生まれてくるのか。今後のテスト販売シリーズから、目が離せません。 ※ラジオ関西『Clip』2024年12月12日放送回より
ラジオ関西