全国粗鋼生産11月3.1%減 年8000万トン台見通し
全国粗鋼生産量は11月に688万8000トンと前年同月比3・1%減り、9カ月連続減少した。1―11月合計7710万2400トンと前年同期比3・6%減。通年は3年連続の8000万トン台となり、新型コロナ禍に直面した2020年と同程度となる見通しだ。人手不足などによる建設需要の低迷と低調な海外市場を背景に建機・産機の生産が減少し、自動車生産も伸び悩んでいる。中国の経済不振と大量鋼材輸出の影響で日本の鋼材輸出は減っており、高炉・電炉とも減産せざるを得ない状況が続く。