8万円超え! パナソニックの新作ドライヤー「ナノケア アルティメイト」の真価
2つ目はキューティクルを密着ケア(=補修するミネラル)する「亜鉛粒子」です。髪のキューティクルが開くと、水分や栄養分が出やすく、髪が傷みやすくなります。逆にキューティクルが閉じていると、ヘアカラーをしても退色しにくく強い髪になります。亜鉛粒子はキューティクルを密着させることができます。 そして3つ目は「マイナスイオン」です。髪の表面に付着して、静電気の発生を抑えることで、サラサラとした手触りになります。 この3つのケア成分の発生量を調整することで、4つのパーソナルメニューが実現しました。
ー実際どのような仕上がりになるのでしょうか? 「モイスト」メニューは、髪悩みで一番多いパサつきに対応しています。高浸透ナノイーを一番多く出すことができるので、髪に潤いを与え、まとまりやすくなります。実際、モニターの方からは今までオイルを塗布していたけれど、ドライヤーだけでまとまるようになったという声もいただいています。 クセに対応するのが「ストレート」メニューです。イオンの発生量を調整するとともに、モイストメニューよりも5℃ほど温度を上げ、クセやうねりを伸ばします。付属のボリュームアップ&ストレーターを使うとボリュームを抑えてしっかりと仕上げることができます。
モイストメニューだと髪がペタッとしてしまうような方は「エアリー」メニューがおすすめです。これは亜鉛粒子をメインに出すことで、キューティクルを密着させて、ボリュームを出します。ボリュームアップ&ストレーターでさらにフワッとしたスタイルが叶います。 サラサラとした髪の手触りを実現するのが「スムース」メニューです。髪の内部にナノイーを浸透させるのはもちろんですが、マイナスイオンを髪表面に付着させることで、サラサラとした手触りになります。
新開発の高回転モーターで速乾性もアップ
ー開発で苦労した点があれば、教えてください。 今までナノイーのことを中心にお話をしましたが、速乾性と髪ケアの両立そして向上についても苦労しました。 「ナノイー アルティメイト」では高回転モーターを新たに搭載しています。吹き出し口が今までのものと比べて小さくなっています。吹き出し口が小さいと、風圧が強くなりやすく風速が高くなる傾向があります。速乾性は上がりますが、濡れた髪は束になっているので、それが風でほぐれるときに絡まりやすくなってしまいます。また、細い風だとナノイーを髪全体に届けることができないという問題もあるので、この細い風でどうやって髪ケアを高めて、4つのスタイリングを完成させるかという点が、とても難しかった部分です。 そのため吹き出し口に風を広く拡散させるための速乾ノズルを新たに開発し内蔵することで、速乾性の向上と絡まりを抑えることができました。