ドジャース優勝に繋がったまさかの1球が240万円 米メディア皮肉「不吉な球だ」「ジャッジは…」
「世紀の落球」がオークション出品
米大リーグ・ドジャースのワールドシリーズ(WS)優勝に繋がったまさかのボールがオークションに出された。それは本塁打でもなく、最後の一球でもない。ヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手が第5戦で平凡なフライを落とした際のボールだ。MLB公式オークションサイトにて出品中で、米メディアは「ジャッジはつらいに違いない」と注目している。 【画像】オークションに出品…ジャッジがワールドシリーズ第5戦で落とした実際のボール あの“悪夢”が蘇る一品だ。ドジャースが世界一に王手をかけて迎えたWS第5戦。0-5の5回無死一塁で、相手の中堅手ジャッジが平凡なフライを落とした。この失策を皮きりに守備陣がミスを連発。ドジャースが7-6の大逆転勝ちで世界一に輝いた。 今回出品されたのは「世紀の落球」と揶揄されたジャッジの失策ボール。東部時間12日午後8時のオークション終了まで残り24時間を切った段階で、入札が72件。1万6010ドル(約240万円)の値がつけられている。米ヤフースポーツは「キケ・ヘルナンデスの二塁進塁を許し、無死で走者2人を出すことになった」と説明し、注目した。 米スポーツメディア「アウトキック」も「ヤンキースのスーパースターであるアーロン・ジャッジにとって、自身の落球がドジャースにとって2020年以来のワールドシリーズ制覇につながるターニングポイントだったとわかっている事だけでも十分辛いだろう」と指摘。「しかし、悪名高い落としたボールがMLB公式サイトでオークションにかけられていることは、もっと辛いに違いない」とした。 米カリフォルニア州地元紙「ロサンゼルス・タイムズ」はドジャースの地元メディアだけあり、「偉大さを象徴するボールを買うことができる:ショウヘイ・オオタニの50号やフレディ・フリーマンのサヨナラ満塁弾がそうだ」とオークションの利点を挙げつつ、「失敗の象徴であるボールも購入できる。2度のMVPに輝いたジャッジが不吉な5回に落とした球だ」と皮肉たっぷりに伝えた。
THE ANSWER編集部