小池都知事が定例会見3月5日(全文2完)宣言解除に向け、高齢者対策強化が必要
東京都の小池百合子知事は5日午後、都庁で記者会見を行った。 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「「感染対策は原点に立ち返って考えたい」東京都・小池知事(2021年3月5日)」に対応しております。 【動画】「感染対策は原点に立ち返って考えたい」東京都・小池知事(2021年3月5日) ◇ ◇
都の対策で不十分だった点は?
東京新聞:東京新聞の岡本です。2点伺いします。1点目なんですが、宣言について先ほど知事もおっしゃったように、間もなく2カ月になります。今、延長の話も出ていますけれども、この2カ月間を振り返って都の対策のどの部分が少し足りなかった、十分ではなかったとお考えなのか。どういう認識を基に今後延長された場合、特にどの部分に強く対策を強化していかなきゃいけないというふうにお考えなのか。まず1点目、これをお願いします。 小池:まずは皆さま方にご協力いただいていることに感謝申し上げたいと思います。ただ、ここで引き続きご協力を賜っていかなければならない。そういう意味で先ほどから原点に戻った上で、なんのためにこれをしているのか、そしてなんのために今後もご協力いただくのかといったことを確認していきたいと思います。今も宣言が出ているさなかなんですね。ということは、今も緊急事態にあるということを皆さんであらためて認識もしていただきたいという点。それから都としまして、やはりこのところの数字を見ておりまして、高齢者の施設関連、それから病院などの関連などが出ております。こういったところに対しての強化ということが必要であり、またこれについては検査をさらに進めていくということが必要だと。その点をさらに強化する必要があると。 それから先ほどトレーサーをまた募集させていただいておりますが、疫学的な調査をより進めるためにも、こういった点も強化していきたいと考えています。
無観客も選択肢の1つとして見ているのか
東京新聞:もう1点、先ほどの幹事社の質問に関連してなんですが、オリンピックについて、オリンピックの観客数について、先ほど知事も安全・安心な大会にするために今、協議をしているところということでしたけれども、知事はちょうど1年前の今ごろ、中止も無観客もないというふうにおっしゃっていました。無観客という選択肢について、現時点では検討する1つの選択肢として見ていらっしゃるのか、やはり無観客というのはできれば、もちろん避けたいという気持ちは分かるんですけれども、今でも取るべきではないというふうなお考えで協議に臨まれているか、知事のお考えをお聞かせください。 小池:私個人の考えというよりも東京都として大会の成功のためには安全・安心な大会にすると。そしてまた、先日の5者会議でもバッハさんが強調されておられたのは、コロナ対策をしっかり進めていくと。そしてこれについては日々、また週ごとにいろんな数値も出てまいります。これらについては動きがあるということもございますが、いろんな手続き等々を考えますと、先ほどからも出ておりますように、観客数をどうするのかといったことや、海外からの受け入れをどうするのかなど、3月中、4月中といった、そのような区切りでもって判断をしていくということで、都としてというよりも大会成功させるためにIOCも含めて、IPCも含めてですけれども、調整をしていくということです。