衆議院選挙「島根1区」序盤情勢は? 4月の補選で”保守王国”の牙城崩れた注目区…女性3人の三つ巴の戦い
山陰両県の4つの小選挙区で、あわせて12人が激しい選挙戦を繰り広げている衆議院選挙。中でも今年4月の補欠選挙で全国から注目を浴びた島根1区は、女性3人が激突しています。島根1区の選挙戦に密着、序盤の情勢を探りました。 【写真を見る】衆議院選挙「島根1区」序盤情勢は? 4月の補選で”保守王国”の牙城崩れた注目区…女性3人の三つ巴の戦い 島根1区に立候補しているのは、届け出順に ▼立憲民主党の前職 亀井亜紀子さん・59歳 ▼共産党の新人 村穂江利子さん・56歳 ▼自民党の前職 高階恵美子さん・60歳 の3人です。 お馴染みのオレンジ色に身を包んで支援者らにダッシュで駆け寄る亀井さん。 今年4月の補選では、自民党の「政治とカネ」の問題を追求して保守層や無党派層を取り込み、議席を獲得しましたが、再選を狙う今回は、序盤から危機感を露わにしています。 立憲・前 亀井亜紀子候補 「今回は前回の補欠選挙とは全く違う構図で、与野党一騎打ちでもないので非常に厳しい戦いです。ですので、また挑戦者として最後、最終日まで力一杯戦います」 16日は朝から、区割りの見直しで新たに島根1区となった飯南町などを中心に遊説を展開。支援者らとの集会の会場として利用してきたスーパーの駐車場などで演説を行いました。 立憲・前 亀井亜紀子候補の演説 「農業は振興しなきゃいけない。皆さんが農業できちんと生活ができるという形を保証していくことが、地方の中山間地の人口流出を止めることだと思います」 そして、17日午後には、立憲民主党の野田佳彦代表が島根入り。 島根1区を重点選挙区と位置づけ、亀井さんや支援者らと座談会を実施しました。 立憲・前 亀井亜紀子候補 「自民党が強い地域ではあるけど、どうして地域が良くならないのかという純粋な疑問があったと思うんですね。私それは、この間の規制緩和とか、そういう政策の間違いにあったと思いますので、そのことを強く訴えて、島根をよく知る地域の代表として、党派を超えて応援していただきたい」 反原発票を取り込みたい村穂さんは、15日の第一声のあと、島根原発がある松江市鹿島町に入りました。