【台風情報】24時間以内に台風20号発生へ 気象庁が5日先までの進路予想を発表 週末以降に日本列島へ北上・接近のおそれも 気象庁&欧米の海外予報機関 5日後より先の進路予想比較【31日までの雨・風シミュレーション】
■24時間以内に台風20号発生へ 日本の南海上の熱帯低気圧 日本列島は真夏日から一転、北海道付近では冬型の気圧配置となり初雪の便りも届いていますが、日本の南の海上に目を向けると、フィリピンの東海上からマリアナ諸島にかけての海域には雲がまとまっているエリアがあります。 【画像で詳しく確認】台風20号発生へ 気象庁が5日先までの進路予想発表 その先の予想で日本列島に接近も 気象庁&欧米の10日先までの進路予想比較【31日までの雨・風シミュレーション】 この雲のまとまりについて気象庁は、日曜の午前の段階で熱帯低気圧と解析していましたが、日曜午後には、この熱帯低気圧が24時間以内に台風へと発達すると予想されるとして5日先までの進路予想の発表を開始しました。台風の基準である中心付近の最大風速が17.2m/sを超えると予想されるためです。もし台風となれば台風20号となります。 熱帯低気圧はフィリピンの東の海上から西寄りへと進みながら台風20号となり、その後は北西方向へと進む予想です。 現在、日本列島の沿岸付近の海水温は9月までに比べると下がってはきましたが、日本の南の海上ではまだ広く30℃前後のピンク色のエリアが広がっています。台風周辺の風の状況が条件がよければ台風まで発達できそうな場となっています。 では台風20号について、5日後のその先の進路予想はどうなっているのでしょうか。また、日本列島に接近の可能性はあるのでしょうか。気象庁や欧米の予想データを比較しながら見ていきましょう。 ■進路を北寄りに変えて日本列島に接近も?気象庁の5日より先の予想は 気象庁(JMA) 気象庁が週間天気などの予報に用いる資料の一つ、アンサンブル予報の結果です。「アンサンブル予報」は、数値予報の計算に使う最初の値をわずかに変えたものを複数計算して、その平均やばらつきの程度といった統計的な情報を用いて確率的に予想するものです。 10月27日(日)21時の予想図について51メンバーの結果をみると、日本列島付近に熱帯低気圧または台風となったモノが北上してる結果が多くなっていることがわかります。中には直撃しているものも見えます。