理想は35歳まで!?自分のため、娘のために知っておきたい最新「卵子凍結」事情|STORY
東京都で卵子凍結の助成金がスタート。企業の福利厚生にも
――確かに働き盛りの30代前半ですと産休&育休に踏み切れない方が多かったり、第二子が欲しくても一度職場復帰することで、また産休育休を取りづらくなってしまいつい先延ばしに……。そんな話もよく聞きます。 最近では福利厚生の一部として卵子凍結の費用を負担する企業も増えてきています。例えば、優秀な社員が妊活のために長期間苦労して退職するといったことは会社にとっても損失。優秀な人材を確保する上で、「卵子凍結」という選択は個人にとっても企業にとっても有益になるわけです。 ――具体的に卵子凍結に関する費用的にはどのくらいを目安に考えればよいのでしょうか。 初診、検査、採卵凍結まででおよそ40万円。その後、弊社グレイスバンクでの保管費用が年額3.85万円※となります。東京都にお住まいの18歳~39歳までの女性は、昨年から、初年度上限20万円、次年度以降、1年ごとに2万円(最大5年)の助成金が受けられるので、モデルケースで言うと、実際のご自身の負担額は初年度が20万円強。5年間は差額の2万円が負担額となります。企業の福利厚生がある方は両方で補助が受けられるため、初年度はほぼご自身の負担はなくできる場合もあります。 ※2024年4月~の「グレイスバンク」新料金。初期費用別途5.5万円。 ――今、娘さんが中高生なんていうSTORY世代の方は、子どもの将来の選択肢として大いにありえることですよね。親世代も次世代も背景と現状をしっかりと理解しておくことが大切ですね。 実際に弊社が行っているセミナーに母娘で参加される方もいらっしゃいます。ライフプランや仕事など、この先の人生を自分で決めていくために、なるべく本人が納得のいく選択を……。そのためには「卵子凍結」という選択肢もある。というような親御さんからのメッセージになってもらえたら嬉しいです。
保管タンクは23年間無事故の赤ちゃんの臍帯血の保管技術のあるステムセル研究所内に設置。地震や津波などの災害の影響を受けにくいエリアにあり、最新のモニタリング機器や自動管理システム、移送時にも温度ロガーを使用するなど、常に万全を期しています。