2025年サマーコレクションで見つけたスタイリスト&エディターのベストルック。【バーバリーのNEWアイコン vol.7】
Series|バーバリーのNEWアイコン
バーバリーのチーフ・クリエイティブ・オフィサー、ダニエル・リーが手がける新アイコンにフォーカスする連載。vol.7は少し形を変えて、スタイリスト&エディターが極私的に選ぶ2025年サマーコレクションのベストルックを発表。 【写真】バーバリー 2025年サマーコレクションの全ルック
NEW ICONS vol.7 「2025年サマーコレクションベストルック」
ロンドンのロイヤル・ ナショナル・ シアターで発表されたバーバリーの2025年サマーコレクション。イージー・エレガンスをテーマに掲げたルックの軽快さとブルータリズム建築の無骨なモダニズムが、フレッシュなコントラストを描いた。コレクションを見たスタイリスト&フィガロエディターのお気に入りのルックは?
フィガロJP編集部編集長 五十嵐あきが選ぶベストルック。
ダニエル・リーらしいアウトドアの要素がより軽やかに心地いい印象となって表現された今季、私のベストルックは、フードにフェザーが飾られたケープ風のアウターとカーゴパンツの1体。ワーク風のアウターはカジュアルになり過ぎることに難しさを感じていましたが、このクロップト丈ならライトで上品なスタイルに仕上げてくれそう。着古したような質感とニュアンスのある色合いにも惹かれます。カーゴパンツはリネン素材でワークテイストながらシックな雰囲気。大人ストリートスタイルをいま改めてトライしたい。そう思わせてくれるルックでした。 (フィガロJP編集長 五十嵐あき)
スタイリスト 佐藤奈津美が選ぶベストルック。
コンパクトなトップとジャケット、ルーズなスカートのバランスに一目惚れ! バーバリーのアイコニックなチェックも絵画的で印象深かったり、大胆なスリットのスカートに軽やかなカラーのローファーの組み合わせたり、新鮮に感じるところが多くときめきました。ジャケットの古着感もいまの気分にぴったり。ふわっとして見えますがどこか締まりがあり、ダニエル・リーらしさがそこに出ているなと感じました。(スタイリスト 佐藤奈津美)
スタイリスト 佐々木桃子が選ぶベストルック。
一見セットアップのように見えますが、トーン違いのチェック柄や、あえて柄を合わせずにパターンを組み合わせることで、軽やかさと着こなしに個性が生まれて素敵だなと思い、このルックを選びました。トップは、トレンチコートのディテールを肩や袖周りにあしらいつつクロップト丈にまとめていたり、腰履きの膝下丈パンツとのコーディネートで、ブランドのアイデンティティもありながら、いまっぽさとユニセックス感をもたらしてくれるところに胸をくすぐられます。スニーカーや特大バッグという機能性最重視な小物を合わせている点も、一気に私に近い着こなしに感じられて好きです。(スタイリスト 佐々木桃子)