神奈川県・黒岩知事が定例会見5月26日(全文2)交付金は自主休業者の協力金に
妊婦さんだったらどうするのか
その延長線上で今日ご発表したとおり、妊婦さんだったらどうするのかとかね。新生児だったらどうするのか。それから介護者が陽性になってご自宅に取り残された高齢者、介護を必要とされる高齢者、障害者の方をどうするのかといったさまざまな応用編ですね。これをずっと整備し続けてきました。 これだけ患者数が終息に向かっている中で、どんどん医療体制を整備しているというのは、ある種不思議に見えるかもしれませんが、しかしわれわれは第2波、やってくるといったことを想定しています。第2波が来たときに、もしかしたらこれは第1波より大きいかもしれない。そのときに県民の皆さまの命をしっかり守るための体制、これはしっかりと整備していきたい、そういうふうに考えて今日も打ち出したところであります。 毎日新聞:ありがとうございます。
お知らせシステム導入の狙いを教えて
NHK:同じく幹事社のNHKです。私から「LINEコロナお知らせシステム」のことですが、解除に合わせたということで今日午前9時からという、始まったということですが、あらためてこのお知らせシステムを導入された狙いをお聞かせいただけますでしょうか。 黒岩:これはこれからわれわれ、ずっとモニタリングしていかなきゃいけないですね。いつどこで患者さんが発生するのかといった中で、やっぱり発生したときにその感染経路、これをしっかり追えるということがとても大事なことになってきます。そのために、われわれがずっと前から進めてきましたこのコロナパーソナルサポートシステム。これがこのまんまお知らせシステムに使えるといったこと。これでアレンジを大至急やってまいりました。 そしてこのたび、休業要請を解除するといったことになって、神奈川県は感染防止対策をしっかりやっていらっしゃる、そこのところを見える化するといったことで、先ほどご紹介したようなチェックシステム、これを開発したわけであります。そしてどんな感染防止対策をやっていらっしゃるかという、そのメモを掲示していただくと。そのときにそのLINEのパーソナルサポート、LINEお知らせサポートの2次元コードが入っていると。いったらば、そのお店に入られた中で、ぴっとそれを登録していただいておきますと、そのあとそのお店で患者さんが発生したといったときには、その方に情報が飛んでいくと。 そうしたら、もしかしたら自分は感染してるかもしれないといったことで、いろんなところにご相談されるというきっかけにもなる。そういったことを積み重ねることによって、感染経路を追えるようなモニタリングシステムを整備していくといったこと。それが皆さまの安全・安心につながるのかなと。それがまた、命の問題と経済の問題を両立させていくという、これから非常に難しいオペレーションですけども、その中では有効に働くシステムじゃないかなというふうに思っているところです。