【ワシントン＝坂本一之】トランプ次期米大統領は4日、南部フロリダ州にある私邸マールアラーゴで、イタリアのメローニ首相と面会した。現職のバイデン大統領のイタリア訪問が9日から予定される中、メローニ氏はマールアラーゴを訪れてトランプ氏との関係強化を図った。 トランプ氏は4日、「素晴らしい女性であるイタリアの首相と一緒にいられて、とてもワクワクしている」と語り、「彼女は欧州を席巻している」と持ち上げた。 トランプ氏とメローニ氏の会話内容は明らかになっていないが、イタリアメディアなどによると、メローニ氏はロシアによるウクライナ侵略や中東情勢、貿易問題などについて意見を交わす意向だったという。 面会に同席したトランプ次期政権の国務長官候補のルビオ上院議員もメローニ氏を「強いリーダーだ」とたたえ、今後の連携に意欲を示した。 トランプ氏は昨年11月の大統領選後、アルゼンチンのミレイ大統領やカナダのトルドー首相、ハンガリーのオルバン首相らとそれぞれ会談している。