49歳「太ももに激痛が走って、動けない」。救急車騒動になるほどの緊急事態になったのは、更年期だから?【脚のつりやすさ】
「最近、太ももがつりやすい」という悩みはありませんか? 日本の女性は一般的に50歳頃に閉経を迎えるといわれてきましたが、昨今の研究では平均値は52歳であるとされ、閉経前後の5年間が更年期と定義されています。 【データ】更年期の始まりのサインと気づいた年齢は? 更年期にはからだや心のさまざまな不調に悩む女性が多いようです。 更年期女性の悩みのひとつに「太ももなど脚がつりやすい」があります。 今回は、脚がつりやすい人への対策法について「あんしん漢方」の薬剤師、清水みゆきさんに教えてもらいました。
太ももの激痛で救急車騒動
最近テニスにハマっているというさなえさん(49歳)は、週3回のテニスが生きがいだそう。 「大学時代にテニスサークルに入っていたんですが、就職・結婚・出産でかなりテニスから離れていて……ちょうど子どもが独立したのをきっかけに再開したら、楽しくて楽しくて」 そんなある日、テニススクールでの練習中に、突然、さなえさんの太ももに激痛が……あまりの痛みにまったく動けなくなってしまいました。 「肉離れじゃない?」 「救急車!」 周囲も騒然となって、さなえさんはとても恥ずかしい思いをしました。
それ以来、引きずる筋肉の痛み…
病院で検査をしたところ、とくに異常なし。 太ももの筋肉がつっただけだとわかりました。 「脚がつっただけならすぐに治ると思ったんですが、翌日になっても痛みが残って散々でした。あの痛みを思い出すと、テニスをするのも怖くなって……」 そのうち、就寝中の寝返りでも頻回に太ももがつるようになったというさなえさん。 「どうしてこんな風になってしまったのだろう」 さなえさんはすっかり落ち込んでしまいました。 ▶つづきの【後編】ではmももがつる原因は? 筋肉がつるのを防ぐ方法は?……についてお伝えします。
あんしん漢方/薬剤師・漢方薬生薬認定薬剤師 清水みゆき