「Windows 11 24H2」、最新パッチで複数の問題を修正
「Windows 11 24H2」で問題にぶつかったユーザーは、大いに必要とされる救済措置を11月の月例セキュリティパッチ「Patch Tuesday」である程度得られるはずだ。米国時間11月12日にリリースされた最新のアップデートは、すべてではないものの、多くの顕著な問題を修正できるよう作られている。 セキュリティパッチ「KB5046617」は、特にWindows 11 24H2を対象とし、「Windows」ユーザーを困らせていらつかせていたいくつかの既知の問題を修正している。 まず、少数のデバイスについてネット接続を妨げていたバグが修正された。この問題は、DHCPサーバーが適切に応答せず、ネットワークに接続するための有効なIPアドレスを入手できない場合に発生していた。 また、「Alt」+「Tab」キーを押してウィンドウを切り替えようとすると画面が黒くなる問題も修正されている。この問題は、以前のパッチで修正されたはずだったが、問題が解消されていないと報告するユーザーもいた。今回のパッチで永久に修正されていることを願う。 すでに修正されたはずだったもう1つの問題は、「ディスククリーンアップ」ツールを利用して、残っているキャッシュファイルを削除しようとすると、解放できる領域のサイズが誤表示されるというものだった。この問題については、完全かつ最終的な修正にさらなるパッチ適用が必要かもしれない。 「Windows Subsystem for Linux」(WSL)で「Dev Drive」にアクセスできなかった問題も、今回のパッチによって修正される。WSLは、主に開発者とITのプロを対象として設計されており、仮想環境によってWindows内で「Linux」を実行できるようにする。Dev Driveは、データベースやコードといったコンテンツの保存に利用可能な専用ストレージだ。 Microsoftの「Windows 11 バージョン24H2の既知の問題と通知」のページを見ると、現在は他の問題も修正済みと表示されている。たとえば、「Voicemeeter」アプリが突然終了し、ブルースクリーンになる問題や、コンピューターがロックされた後に指紋センサーが応答しなくなる可能性がある問題などだ。 Windows 11 24H2の修正とは別に、11月のアップデートでは、約100件のセキュリティ脆弱性が解消され、カスタマイズ可能な「Copilot」キーなどの機能が追加されている。アップデートは、インストールできるように自動表示されるはずだ。自動表示されない場合は、「設定」を開いて「Windows Update」を選択し、ボタンをクリックして更新プログラムをチェックしてほしい。 この記事は海外Ziff Davis発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。